徒歩1時間は自転車で何分かかるのか意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
答えは約20分かかります。
余分にかかる時間を含めるときっかり20分とは言えませんが、徒歩でどれくらいの時間がかかるか分かれば、簡単に自転車での所要時間を求めることができます。
今回は「徒歩1時間は自転車で何分かかるのか?」、「徒歩と自転車の速度・カロリー消費の違い」や、「自転車の種類による平均速度の違い」についてご紹介します。
徒歩1時間を自転車に換算する目安

徒歩で1時間かかる距離を普通の自転車で走行したとすると約20分かかります。
信号待ちや上り坂などで余分に時間を使うことを考慮すると、おおよそ25分前後といったところでしょう。
自転車での所要時間に換算するときは、「徒歩での所要時間の3分の1+ロス分」と考えておけばよいでしょう。
この際に「ロス分の時間がどれほどかかるのか」、気になりますよね。
ロスタイムの原因として、信号の数や上り坂の有無以外にも天候や時間帯等が挙げられます。
天候はその日によって異なるため、同じ目的地を目指したとしても雨の日は晴れた日の2倍程度時間がかかってしまうこともあるようです。
自転車で出かける際には前日に天気を確認して当日の行動をシミュレーションするようにしましょう。
また、道路が混みあう時間帯は、普段よりも余計に時間がかかりやすいので余裕を持ったタイムスケジュールを組むようにしておきましょう。
移動時間をぎりぎりにして予定を立ててしまい、混雑した道を急ぐと、不注意による事故の危険性等も高まってしまうので注意する必要があります。
徒歩・自転車・平均速度はどれくらい?

日本人の歩行速度は平均時速4.8~5.4kmとされており、個人差はありますが時速約5kmであることが分かっています。
ただし、普段歩くときは歩くことに集中しておらず、意識が分散していたり、買い物でふらっと立ち寄ったりと歩く速度がゆったりしがちです。
そのため、ウォーキング目的でないのであれば、普段の歩行速度は時速約4km程度であると考えた方がよいでしょう。
自転車にはさまざまな種類があり、重さも性能もバラバラなので、当然それぞれで出せるスピードは異なります。
幅広い年齢層に愛され、一般的に使われているシティサイクル(ママチャリ)の速度は時速12~19kmとなります。
平均して時速約15kmと言われているため、徒歩の約三倍早いことが分かります。
そのため所要時間が3分の1となるわけですね。
他にも、マウンテンバイクやクロスバイクの平均速度は時速20~25km、ロードバイクは時速25~30kmで走行できます。
つまり、マウンテンバイクやクロスバイクはロス分を考慮すると、徒歩に比べて約4分の1、ロードバイクは5分の1の所要時間で目的地に着くことができます。
ご自身の自転車でどのくらい時間がかかるか把握しておきましょう。
自転車と電動自転車の速度比較

電動自転車の平均速度は時速約10~17kmとなります。
シティサイクル(ママチャリ)よりも少し遅いですね。
電動自転車は付属のモーターが走行を楽にしてくれるため、あまり体力を使わずにスイスイとペダルを漕ぐことができる点で非常に便利です。
しかし、出すスピードによってモーターで補助できる力も変化します。
時速10km以下でゆっくり漕ぐ分には十分にアシストされますが、速度を出せば出すほど徐々にアシスト効果が弱まっていきます。
時速24kmを超えるとほとんどアシストされなくなるため、あまり速度を出すのには向いていないというわけですね。
「少し遠いところに行きたいけど疲れたくない!」、「自転車を漕いでいたら汗でべたつく。」という方にはおススメです。
通勤通学や子供の送迎、買い物、サイクリング等、用途に合った自転車選びをするようにしましょう。
徒歩と自転車でカロリー消費はどれくらい違う?

体重50kgの人が、5kmを徒歩1時間と自転車20分でそれぞれ進んだ時のカロリー消費量を比較すると、徒歩で1時間進んだ場合は約228kcal、自転車で20分進んだ場合は約100kcalとなります。
つまり、同じ距離を移動する場合は徒歩の方が、カロリー消費が高いということになります。
ここで、「時間はかかるけどカロリー消費を高めたい場合は徒歩移動にすれば良いのでは?」と思った方は少し待ってください!
よく考えてみれば同じ距離を移動する際、カロリー消費は徒歩の方が自転車よりも約2.3倍高いですが、それ以上に自転車移動は徒歩移動の3分の1の時間で移動できるのです。
要するに、一番効率よく時間をかけずにカロリー消費も高めたい場合は自転車移動でより長い距離移動することが最適ということです。
同じ時間でも適度に運動でき、効率よく色々な場所に足を運ぶことができるのでとてもお勧めです。
といっても、天候や行き先に合わせて、その時々の交通手段を選ぶようにしましょう。
まとめ

いかがでしたか?
・基本的に、自転車は徒歩よりも移動時間が3分の1程度短いこと。
・「信号の数・上り坂の有無・天候・時間帯」によって余分にかかる時間が変動しやすいこと。
・電動自転車、シティサイクル(ママチャリ)、マウンテンバイク・クロスバイク、ロードバイクの順に平均速度が速く出せること。
・電動自転車は漕ぎやすさが抜群である代わりに、速度が出し辛いこと。
・効率よくカロリーを消費したい場合は、自転車で沢山の場所に足を運ぶこと。等
徒歩と自転車の移動時間の相互関係が分かったことで、予定が立てやすくなったのではないでしょうか。
また、目的にあった自転車選びがしやすくなったかと思います。
カロリー消費を高めたいのであれば、一度の外出でなるべく20分以上は持続して自転車を漕いだりウォーキングをするとよいでしょう。