茶碗蒸しが固まらないのは水分が多いか、調理温度が良くないのが原因です。
もしくは、きのこの中でも「舞茸」を使っているとか。
茶碗蒸しって結構デリケートで一歩間違えると固くなってしまったり、反対に全然固まらない!なんてことも・・・
今回は茶碗蒸しが固まらない原因や対処法・失敗した茶碗蒸しのリメイクレシピなどを詳しく紹介していきます。
お夕飯作りなどの参考にしてみてくださいね。
茶碗蒸しが固まらない原因は?

茶碗蒸しが固まらない原因は大きく分けて3つ!
・水分が多い
・調理温度が低い
最後の1つは・・・
・具材に舞茸を使っている
なんです!
え、茶碗蒸しにきのこは定番なのに舞茸はダメなの?って思いませんでした?不思議ですよね。
その説明も順番にしていきますね。
水分が多い
茶碗蒸しの基本は卵とお出汁です。
このバランスが悪いと茶碗蒸しが固まらなかったり、反対に固い茶碗蒸しになってしまいます。
ここで言う水分と言うのはお出汁のこと。
卵の量に対してお出汁の量が多ければ固まりにくく、少なければ固くなってしまうという訳です。
卵とお出汁の正しいバランスは1対3と覚えてください。
卵はそれぞれ大きさが違うので計量カップで計るなどすると安心ですよ。
調理温度が低い
蒸している間の温度も茶碗蒸しが固まらない大きな原因になります。
温度が低ければいくら蒸しても中々固まらないし、反対に温度が高すぎると茶碗蒸しに『す』が入って食感が悪くなってしまいます。
蒸すときの適切な温度は80〜90℃です。
温度計があれば良いのですが、お持ちでない方は強火で2〜3分蒸してから弱火で10分と覚えましょう。
固まってるか気になってしまう気持ちは分かりますが、ちょこちょこ蓋を開けて確認するのはやめてくださいね。
温度が下がってしまいますからね。
具材に舞茸を使っている
茶碗蒸しが固まらない意外な原因はなんと舞茸でした!
椎茸やしめじなどきのこは茶碗蒸しの具材の定番ですが、舞茸をそのまま入れるのはダメなんです
実は舞茸はタンパク質を分解する酵素を持っています。
茶碗蒸しは卵のタンパク質を利用して固まるのですが、舞茸を入れると舞茸の酵素が卵のタンパク質を分解してしまうので茶碗蒸しが固まらなくなってしまうんですよ。
どうしても舞茸を入れたい場合は舞茸を一度茹でるなどしっかり加熱してから入れるようにしてください。
しっかり加熱することによって舞茸の酵素が壊れるので茶碗蒸しに入れても大丈夫になりますよ。
うまく固まらない時の対処法はレンジ?

レンジは簡単に加熱できるので手軽に茶碗蒸しを作ることができます。
温度調節が上手くできなくて蒸しても茶碗蒸しが固まらない!という方は試してみる価値はあります。
レンジを使う場合はラップをふんわりと掛けて、まずは3分。
それからは茶碗蒸しの様子を見ながら10〜20秒加熱時間を足していってくださいね。
お出汁が多すぎたり、生の舞茸を入れてる場合はレンジでは固まらないのでご注意を。
具材にきのこを入れると固まらない?

生の舞茸を入れると茶碗蒸しが固まらないとご説明しましたが、他のきのこはどうなんでしょう?
安心してください。
茶碗蒸しが固まらないのは舞茸だけです。
椎茸、しめじ、エリンギ、えのき、なめこ、なーんでも入れちゃってください!
同じきのこでも舞茸以外なら茶碗蒸しはちゃんと固まってくれますよ。
固まってない茶碗蒸しは食べれる?

固まらなかった茶碗蒸しはそのままで食べてももちろん大丈夫ですが、きちんと火が通っていないとお腹を壊す可能性もあるし、なによりあんまり美味しくはいただけないと思うんです。
でも固まらなかったといって捨ててしまうんではあまりにももったいないですよね。
なので固まらなかった茶碗蒸しは他のお料理にリメイクしちゃいましょう!
オススメなのは固まらなかった茶碗蒸しを使って作るお雑炊です。
卵液とご飯をお鍋に入れて火にかけるか、レンジでもOKです。
お出汁の効いた美味しい卵雑炊ができますよ。
まとめ

茶碗蒸しが固まらない原因は
・水分が多い
・調理温度が低い
・生の舞茸を入れる
の3つでした!
茶碗蒸しは簡単ですがとてもデリケートなお料理です。
3つの内どれか1つでも当てはまっていると固まってくれませんからね。
もしどうしても固まらなかったらリメイクして美味しくいただきましょう!
茶碗蒸しは赤ちゃんからお年寄りまで楽しめるし、ヘルシーなのでダイエットにもオススメ。
今夜のお夕飯にでも茶碗蒸し作りにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?