鶏胸肉を食べ過ぎると太る危険性があるので注意しましょう!
実際、「鶏胸肉はダイエットにいいと聞いたから食べていたのに痩せるどころか太ってしまった。」、「鶏胸肉は食感がパサパサしていて苦手だからダイエットしたいけど食べたくない。」という人が後を絶ちません。
しかし、その原因はあなたの調理法にあるかも!?
今回は鶏胸肉の食べ過ぎによって太ってしまうのかどうか、一日の適切な摂取目安についてご紹介します
1日1枚は食べ過ぎ?摂取量の目安・1食で何gぐらいにすればいいのか

鶏胸肉を一人で一日一枚食べるのは体重によっては少し食べすぎになります。
一般的に、たんぱく質の適切な一日必要摂取量は、体重1kgあたり0.8gとされています。
摂取目安として、
・日本人成人女性平均体重53kg 必要摂取量42.4g
・日本人成人男性平均体重65kg 必要摂取量52g
となります。
鶏胸肉1枚は200g〜300gタンパク質量は?
鶏胸肉1枚は大きさにより200グラム〜350グラム。タンパク質量は100グラムあたり22グラムとされています。
胸肉1枚あたりのタンパク質量は約44〜77グラムということになりますね。
100gあたりに含まれるたんぱく質は約22gで計算すると、女性の一日摂取目安は約200g、男性の一日摂取目安は約240gということになり、一人で一日一枚は少し多すぎますね。
また、たんぱく質を摂取できる食材は他にもあるので鶏肉ばかりではなく、他のものも一緒に食べるとよいです。

鶏胸肉でも食べ過ぎたら太る?カロリーや糖質をおさらい

鶏胸肉は皮の部分を除いて、高タンパク質低カロリー低脂質の食材です。
そのためダイエット食材としても良く食べられていますが、調理方法によっては食べすぎると太ってしまいます。
ダイエットのために食べて太ってしまっては本末転倒ですね。
元々鶏肉に糖質は含まれていないので気にする必要はありません。
100gあたりのカロリーを比較
それでは100gあたりのカロリーの比率を見てみましょう。
皮なしの鶏胸肉の場合108kcal、皮つき鶏胸肉の場合198kcalとなります。
しいて言えば、皮がついていると少しカロリーが高めにはなりますが、全体的にみても豚肉や牛肉ほどではありません。
鶏胸肉そのもののカロリーは高くないのに、太ると言われている原因は調理方法にあります。
ついつい衣をつけて揚げたり、甘辛だれなどの調味料を付けてしまったりしていませんか?
このような調理方法をすることによって、知らぬ間に脂質や糖質を摂取してしまうことになり肥満につながるわけですね。
ダイエットで鶏肉を食べるのであれば揚げるのではなく、煮たり蒸したりヘルシーな調理方法で味付けが濃くならないように気を付けましょう。
食べ過ぎ注意!?痛風になるかもという話はどこからきた

実は、鶏肉には痛風の原因となるプリン体が多く含まれており、過剰摂取によって発症する可能性があります。
鶏胸肉は血管や骨、筋肉の健康を保つビタミンKや、抗酸化作用をもつセレンなどが多く含まれており、骨粗鬆症や老化の防止効果があります。
高タンパク質低カロリー低糖質でダイエットにもってこいの上、安価で、そんな効果も期待できるなら食べたくなってしまいます。
しかし、鶏肉が肉類の中でプリン体含有量が一番多いため、ダイエットになるからといって食べすぎると痛風を引き起こしてしまう危険があるので注意しましょう。
痛風になると歩行が困難になるほどの痛みを伴うこともあるので、偏食にならないようバランスよく食べることを心がけてください。
また、痛風は二十歳以上の男性によくみられるので特に気を付けるとよいです。
鶏胸肉のデメリットは?
鶏胸肉のデメリット、あるとすれば「パサパサしてて味気ない」ということでしょうか。
鶏胸肉は値段も安く、「高タンパク」で「低カロリー」
他のものは食べない、といった極端な使い方をしなければデメリットというのはあまりなさそうです。
美味しく食べられるレシピをいくつか知っておけば体にも財布にもやさしい食材ですね。
鶏胸肉を毎日食べてダイエットになる?

鶏胸肉を毎日食べてダイエットすることは可能です。
実際、鶏胸肉自体は高タンパク質低カロリー低脂質であり、ささみなどに比べて安価であることから、筋肉をつけたい方やダイエットしたい方に人気です。
しかし、揚げ物や味の濃い料理では意味がなくなってしまうので注意しましょう。
鶏胸肉は調理すると硬く、パサパサになってしまうから苦手だという方は低温調理器や炊飯器を使った調理などを試してみてください。
おいしい鶏胸肉の調理方法は動画などでも沢山紹介されているので、見てみるとよいでしょう。
また、驚いたことに鶏胸肉を二週間以上毎日100g食べ続けると、疲れが取れることが科学的にも証明されています。
鶏胸肉にはイミダペプチドと呼ばれる成分が豊富に含まれており、この成分によって疲労回復効果が得られるのですね。
適切な量であれば毎日食べるとよい効果が得られそうです。
まとめ

どうでしたか?
・鶏胸肉そのものは高タンパク質低カロリー低脂質であるものの、調理法によっては太る危険性があること。
・鶏胸肉にはプリン体が多く含まれており、食べ過ぎると痛風になってしまう恐れがあること。
・一人で一日一枚は食べ過ぎであること。
・適切な量でヘルシーな調理法であれば、鶏胸肉を毎日食べるとダイエット及び疲労回復効果が得られること。等
鶏胸肉を食べて太ってしまう人の悩みに役立つ情報をご紹介しました。
くれぐれも脂質や糖質を増やしてしまう調理方法はしないようにしましょう。
ヘルシーでもぷりぷりで美味しい鶏胸肉の食べ方は沢山あります。
是非、今までの調理を見直してみてくださいね。