海苔は一日2枚で医者いらずという言葉もある一方で、食べ過ぎると消化不良をで腹痛や下痢を起こすこともあるんです。
特に子供は大人より消化器官が未熟なので海苔の食べすぎには注意が必要ですよ。
海苔が好きでたくさん食べるお子さんも多いですよね。
海苔の食べすぎはどれだけ危険なのでしょうか?
今回は海苔を食べすぎた時に腹痛などを起こす理由や海苔の種類、摂取量の目安など海苔について気になることを調べてみました!
海苔好きな人もそうじゃない人もぜひぜひチェックしてみてくださいね!
子供が海苔を食べ過ぎると腹痛や下痢の症状が出る理由

海苔は栄養たっぷりでビタミンやミネラルを始めとして約40種類もの成分を含んでいるんです!
でもどれだけ栄養たっぷりとはいえ、何事も食べすぎには注意が必要です。
特に子供の場合は大人に比べ消化器官も未発達ですよね。
食べすぎてしまった海苔は時に消化不良を起こし腹痛や下痢の原因となってしまうこともあるんですよ。
海苔は食物繊維も豊富(なんと海苔の3分の1は食物繊維!)なのでよけい消化不良を起こしてしまう可能性があるんですね。
また子供に限らず大人も海苔の食べすぎで消化不良を起こす場合もあるので皆さんも食べすぎには注意してくださいね!
余談ですが生海苔を消化できるのは日本人だけなんですって。
生海苔を分解する酵素を持っているのが日本人だけなので他の国の方が生海苔を食べると体調不良を起こすこともあるんですよ。
加熱すれば大丈夫なので焼き海苔ではその心配はありませんからね!
味付け海苔、焼きのり、韓国海苔で違いはある?

同じ海苔でも味付け海苔と焼き海苔、最近では韓国海苔も身近ですが違いってお分かりですか?
名前でなんとなく分かるよ!という方もいると思いますが、それぞれの違いや特徴などを詳しく見ていきましょう。
味付け海苔
焼き海苔にお醤油やお砂糖で味付けしたものを味付け海苔と言います。
海苔はご飯のお供にぴったりですが関西では焼き海苔よりも味付け海苔を好む人が多く、おにぎりに巻く海苔も味付け海苔が一般的です。
そもそも味付け海苔は明治天皇が京都へのお土産を探していた時にただの海苔じゃ面白くないと考えた日本橋の有名な海苔屋によって発明されました。
それが関西で大衆化し海苔といえば味付け海苔となったんですね。
焼き海苔
生のりを乾燥させてから焼き上げたものを焼き海苔と言います。
日本の焼き海苔に使われているのはアマノリ属紅藻の一種であるアサクサノリやスサビノリが主流です。
関東では海苔を炙って食べる文化が江戸時代からあり、東京湾で養殖された海苔は江戸の名産品だったのです。
韓国海苔
韓国海苔はオニアマノリやイチマツノリという海藻で作られます。
日本では岩のりと呼ばれ、お味噌汁やラーメンの具にしたり佃煮にして売っていたりしますね。
一般的に私達が韓国海苔と呼んでいるものは表面にごま油と塩が塗ってあります。
お酒のおつまににも最高ですよね!
味もお酒にあいますが、海苔はアルコールの分解に必要なタンパク質も多く含んでいるのでおつまみ向きなのです。
海苔の摂取量の目安は?

1日2枚で医者いらずの言葉の通り、海苔2枚を食べれば1日に必要な量のビタミンAやビタミンB1、B2などさまざまな栄養が摂取できます。
海苔には妊娠中に必要な葉酸も多く含まれているんです。
妊婦さんが1日に必要な葉酸を全て海苔から摂取しようとしたら1日8枚を食べなくてはなりませんが、先ほどもご説明したとおり海苔の食べすぎは消化不良に繋がってしまうこともあるので程々にしておきましょう。
塩分が気になる方でも普段の食事に取り入れる程度なら気にすることはないですよ。
味付け海苔って塩分が高いと思われがちですが実はそれほど高くないんです。
海苔の摂取量は焼き海苔(全型)で1日1〜2枚にしておくと良いと思います。
まとめ

海苔を食べると肌や髪が綺麗になるなど美容にも効果があったり、今回お伝えしきれなかったメリットがまだまだたくさんあるんです。
海の野菜とも呼ばれていて野菜不足の人にもオススメなんですよ。
ただ食べすぎには注意してくださいね。
皆さんも毎日のお食事に海苔をうまく取り入れて健康な生活を送りましょう!
参考にしたサイト
「広島海苔株式会社」海苔の力
https://www.hiroshimanori.co.jp/power/