お菓子作りやお料理に大活躍のクッキングシートですが、取り扱いを間違えると燃えたり、焦げてしまうことも。
特にオーブントースターに使用する際は注意が必要ですので、その取り扱いについて見ていきましょう。
また、他の調理器具で使用する際の注意点、代用品についても紹介します。
トースターでクッキングシートは使えない?耐熱温度は?
トースターでの使用はできますが、あまりおすすめできません。
なぜならクッキングシートは250℃より高い温度に達すると、長時間の調理で煙が出たり、場合によっては燃えてしまうからです。
【トースターで使用する際の注意点】
◆必ず天板を使用する
◆シートを天板からはみ出さないようにカットし、熱源に直接触れないようにする
◆食材の上にシートを乗せない
◆食材をシートで包まない
◆餅などの調理時は、餅が焦げて火が移る場合があるので目を離さない
トースターでの調理時、知らないうちに250℃を超えていた場合大変危険です。
また、食材の上にシートを乗せるといった、シート自体が高熱で温められてしまうような調理はしないようにしましょう。
※クッキングシートの裏面の注意書きにも、250℃で20分の調理は絶対にしないでください、等が書かれていますので確認してみてください。
※最近ではお餅がレンジ等で簡単に調理できる便利グッズもありますので、そちらもオススメです。
フライパンやオーブンでも燃える?
どちらも熱源に直接触れなければ燃えにくくなりますが、使い方には気を付けましょう。
●フライパンに使用する場合
フライパンが焦げ付かないようにフッ素加工(テフロン加工など)が施されている場合は、フライパンが傷んでしまう場合も。
クッキングシートの上に油分や水分が少ないものを置いて焼くと『空焚き状態』になり、加工が剝がれて焦げ付きやすくなる原因になるのです。
クッキングシートの下に油をひいてから食材を乗せると空焚きになりづらいです。
◎油や水を使わずに使用可能な、フライパン専用のクッキングシートも売っているので、そちらもチェックしてみてください。
●オーブンに使用する場合
クッキングシートを適切なサイズにカットし、シートがヒーターなどの熱源に直接触れることを防ぎましょう。
また、熱源の近くにシートを置いておくことも危険ですので注意しましょう。
◎200℃などの高温設定で長時間調理すると、クッキングシートの耐熱温度に到達してしまいますのでこまめにチェックを。
◎オーブン内の食材のカスが発火し、シートに燃え移るという可能性もあるので、お掃除もしておくようにしましょう。
クッキングシートの代用はアルミホイル
『お菓子作りを始めてしまったのにクッキングシートがない!』なんて時、ありますよね。
そんな時に代用できるのがアルミホイル。
オーブンの天板に敷いたり、形を変えやすいので食材を包んで焼くことも可能です。
アルミホイルの耐熱温度は約660℃で熱に強く、熱伝導率も高いので短い時間で調理可能。
アルミホイルの弱点はくっつきやすいことですが、サラダ油を敷いてから食材を乗せて焼くとくっつきにくくなりますよ。
◎電子レンジには使用できませんのでご注意ください。
燃えないクッキングシートってあるの?
基本的にクッキングシートの耐熱温度は250℃で20分まで、といったものが多いです。
お値段は高くなりますが、お高めのものだと耐熱・耐久性が上がり、何回も使用できるものもあります。
お菓子などを沢山作る方は、使い捨てのものより経済的ですね。
まとめ
オーブントースターでクッキングシートを使用する際は、以下に気を付けましょう。
■天板を使用する
■天板からはみ出さないようにカットする
■シートが直接高温で加熱されるような使い方はしない
また、フライパンやオーブンで使用する際は、器具を傷めたり、熱源に長時間触れることのないよう取り扱いに気を付けましょう。
クッキングシートが無い時は、アルミホイルを代用するのも良いでしょう。
耐熱・耐久性に強く、繰り返し使えるタイプのクッキングシートも販売されているので、チェックしてみてください。