洗濯物を干し忘れて1日や一晩放置したら洗い直しましょう。
洗濯機を回している間に寝てしまって気がつけば朝、洗濯機を開ける瞬間の切なさったらないですよね。
しっかり抗菌しておくと長持ちです。
今回は
- 洗濯物を干し忘れて1日や一晩放置したらなぜ洗い直さなければいけないのか
- そのまま干しても大丈夫なタイムリミット
- 洗い直す場合はすすぎだけでいいのか
- 干し忘れた洗濯物をすぐに乾燥機に入れれば大丈夫なのか
などを詳しく説明していきます。
洗濯物を干し忘れて1日や一晩放置したら手遅れ?

洗濯物を干し忘れて1日や一晩放置したら手遅れです。
洗濯物を濡れた状態で放置しておくと“モラクセラ菌”という菌が繁殖し、ぞうきんのような嫌なニオイを放ちます。
また“モラクセラ菌”だけではなく汚れや水分が原因でカビも繁殖し、嫌なニオイの原因といえるでしょう。
■干し忘れた洗濯物をそのまま干しても大丈夫なタイムリミット
気温も湿度も高い夏場で1時間以内、乾燥で雑菌の繁殖スピードが遅くなる冬場は2時間以内です。
“モラクセラ菌”は60%から80%の湿度・20℃から30℃の温度のときに非常に繁殖しやすいのでぜひ目安にしてください。
もちろん各家庭で気温や湿度の環境は変わってきますのでニオイなど確認してみてくださいね。
洗濯物の干し忘れはすすぎだけやり直せば大丈夫?

洗濯物の干し忘れはすすぎだけのやり直しでは不十分です。
水だけだと嫌なニオイの原因となっている雑菌を落としきれないため、必ず洗剤や柔軟剤を入れて洗い直しましょう。
しかし“モラクセラ菌”は1度繁殖してしまうとなかなか死滅させることができない菌なのです。
そのため洗い直しても、直後は何も臭わなくても乾燥後には再び嫌なニオイが発生することがあります。
洗っても洗ってもなくならない嫌なニオイにはぜひ3つの方法を試してみてください。
- 60℃前後のお湯に15分ほどつけておく
- 酸素系漂白剤と洗剤を同量に混ぜてつけておく
- スチームアイロンでアイロンがけをする
素材や表示を確認した上で実行してくださいね。
繰り返される嫌なニオイの原因は洗濯槽にもある
繰り返し発生する嫌なニオイの原因は“モラクセラ菌”だけではありません。
濡れたままの洗濯物を入れっぱなしにしていた洗濯機の洗濯槽の内側にはカビや雑菌が繁殖し、洗濯をする度に洗濯物から嫌なニオイを発生させてしまいます。
ぜひ洗濯槽のお掃除も定期的に取り入れてみてください。
洗濯物を干し忘れたらすぐ乾燥機に!これってOK?

洗濯物を干し忘れてすぐ乾燥機に入れても嫌なニオイはとれません。
“モラクセラ菌”は60℃以上の熱で死滅しますが、家庭用の乾燥機だと温度が足りず死滅しないので嫌なニオイが残ります。
コインランドリーのガス乾燥機は70℃から80℃まで上がるので“モラクセラ菌”や他の雑菌もほとんど死滅させることができるのです。
しかし高い温度になると衣類の縮みの原因にもなりますのでお気をつけください。
まとめ

洗濯物を干し忘れて1日や一晩放置したら洗剤や柔軟剤をいれて洗い直しましょう。
濡れた洗濯物に繁殖した“モラクセラ菌”はすすぎだけでは死滅しません。
しかし“モラクセラ菌”は一度繁殖したらなかなか死滅しない菌なので、洗い直しても嫌なニオイをさせることがあります。
そんな“モラクセラ菌”を死滅させる方法は
- 60℃前後のお湯に15分ほどつけておく
- 酸素系漂白剤と洗剤を同量に混ぜつけておく
- スチームアイロンでアイロンがけをする
- コインランドリーの乾燥機を使う(家庭用の乾燥機だと熱が足りない)
があり、また事前に嫌なニオイを防ぐ別の方法として定期的に洗濯槽のお掃除も忘れずに。
ちょっとした一手間で嫌なニオイを消すことはできます、ぜひ参考にしてみてください。