冷蔵庫を横にしたら1日は電源を入れないようにしましょう。
引っ越しやお部屋の模様替えで冷蔵庫を運ぶ時にどうしても横に倒して移動させなくちゃいけない場合もあると思います。
そんな時、移動し終えた冷蔵庫の電源をすぐに入れるのって実は危険なんです。
知らずにやってしまったことある人いませんか?
大事に至ってなければラッキーでしたね。
それでも下手したら冷蔵庫の故障につながってしまうので要注意!
今回はやむを得ず冷蔵庫を横にする時の注意点などを詳しく調べてみました。
皆さん是非お引越しなどの参考にしてみてくださいね。
冷蔵庫を横にしたら何時間後に電源入れていい?

冷蔵庫を横にしたら設置してから1日は電源を入れずに置いておくのが安全です。
でもそんなに待てないという人もいますよね。
そんな人でもできれば半日はそのままにしておいてください。
冷蔵庫の種類によってはすぐに電源を入れても大丈夫なものもあるのですが念の為、2時間程は電源を入れずに置いておいた方が安心ですよ。
どうしてもすぐに使いたい場合はメーカーに問い合わせてみてはいかがでしょうか?
横にしたらダメだと言われる理由

冷蔵庫は普段はもちろん縦に置いていますよね?
まさか横向きのまま使っている人はいないと思いますが、冷蔵庫は縦置きの設計になっています。
横倒しにされることを想定して作られてはいないのです。
間違った使用の仕方をすれば故障の原因になってしまいますので、冷蔵庫を横にしたらダメなんです。
ですが、冷蔵庫を運ぶ時にどうしても横にしないといけない場面もあります。
そんな時は冷蔵庫を横にしている時間がなるべく短時間で済むようにしてください。
本当に少しの時間であれば設置してすぐに電源を入れても問題ない場合もありますからね。
冷蔵庫を横にしたらダメだと言われる理由については次でもっと詳しくご説明しますね。
横にすると壊れる?ガスが抜ける?

横にすると壊れる原因として、冷蔵庫にはコンプレッサーが付いており、その中にはオイルが入っています。
コンプレッサーとオイルは冷蔵庫の作動になくてはならない物なのですが、冷蔵庫を横にすることでこのオイルが本来あるべきではない管に流れていってしまうことがあるんです。
その状態で電源を入れてしまうとコンプレッサーが上手く作動せずに故障につながってしまう場合があります。
なので一度横にしたらオイルが元の場所に戻るよう一定時間は電源を入れずに縦置きにしておいた方が良いのです。
オイルの他にも冷蔵庫を横にすることで冷却ガスが漏れてしまうこともあるので、こちらも注意が必要です。
また、横にする時に誤って手を離してしまうと破損による故障や怪我にもつながってしまうのでご注意くださいね。
準備なしで横に倒すと水漏れするので注意

実は冷蔵庫を横に倒すときは事前準備が必要なんです。
まず、冷蔵庫の中身を入れたままでの運搬は絶対にやめてください。
中の食材が傷んでしまったり、冷蔵庫内で倒れてグチャグチャになってしまいますからね。
運んでいる最中に扉が開いて大惨事なんてことも有り得ますので、冷蔵庫は必ず空っぽにしておきましょう。
次に移動前日には冷蔵庫の電源は抜いておいてください。
電源を抜くと当然ですが冷蔵庫は冷えません。
そうすると冷蔵庫の水受けトレイに水分がたまるので必ずその水を捨ててから運搬してくださいね。
そうしないと水漏れしてしまいますし、それが原因で故障なんてことにもなりかねませんからね。
そして冷蔵庫の中は綺麗にお掃除してから運ぶようにしましょう。
横倒しするときに向きはある?

横倒しにする時はコンプレッサーに繋がっている配管が出ている方を上にして倒すといいでしょう。
種類にもよりますが、冷蔵庫の裏を見るとコンプレッサーが確認できます。
そこから左右どちらかに配管が出ている場合はそちらを上にして運ぶとオイルが流れる心配はありません。
ですが冷蔵庫によってはコンプレッサーが隠れていたり、左右どちら側にも配管があることもあります。
そんな場合はどちらに倒せば良いのかの確認はできません。
何にせよ、冷蔵庫を横向きにする場合は短時間で済むようにご注意くださいね。