クッキー生地は冷凍しておくと、かなり日持ちします。1ヶ月~2ヶ月ほど保存しておくことが可能です。
ただ、保存方法によっては、賞味期限が短くなってしまう場合ありますので要注意です。
クッキー生地の冷凍保存での日持ち期間や賞味期限、解凍や型抜きのコツをしっかりと覚えていれば、クッキー作りも効率よくできるかもしれませんね。
今回は、クッキー生地を冷凍した時の日持ち期間や賞味期限、解凍や型抜きのコツなどを詳しく紹介していきたいと思います!
クッキー生地を冷凍保存で1ヶ月、2ヶ月、賞味期限はどれくらい?
クッキー生地は冷凍保存しておくことで、1ヶ月~2ヶ月保存しておくことができます。
それだけ保存できると、かなり便利ですよね。
ただし、冷凍保存の方法によっては、賞味期限が短くなってしまう場合もあるんです。
ちなみに、クッキー生地を冷蔵庫で保存した場合には、3~5日ほどが賞味期限の目安と言われています。
クッキー生地は、バターや砂糖がたっぷりと使われているため、一般的には日持ちしやすいといわれていますが、保存方法が悪いとカビが発生してしまうこともあるんです。
クッキー生地を冷凍保存しておくことにより、クッキー生地にカビが発生するのを防いだり、他の食品のにおいが移りにくくなったりするので、安心して保存することができますね。
クッキー生地を冷凍保存する時に気を付けてほしいポイントをいくつかご紹介します。
クッキー生地を扱う時、手指を清潔にしておく
クッキー生地を手で扱う前には、きちんと手指を洗い、清潔にしておくことが大前提です。
使い捨てのビニール手袋を使うのも良いかもしれません。
万が一、手指に汚れ等がついたまま、クッキー生地を扱ってしまうと、カビの発生原因にもつながってしまいます。
クッキー生地を作る時に使う道具を消毒しておく。
クッキー生地を作る前に、使う道具を消毒しておきましょう。
道具の材質によって消毒方法は異なる場合もありますが、煮沸消毒やアルコール消毒、次亜塩素酸ナトリウム等の方法が挙げられます。
こちらも、生地に汚れや雑菌が付かないようにするために、ぜひ行ってほしい下準備です。
私自身は、手軽に使えるスプレータイプのアルコール消毒をよく使っています。
クッキー生地の厚みを均等にしておく
クッキー生地をラップ等で包む前に、なるべく厚さが均等になるようにしておきましょう。
クッキー生地の厚さが均等でないと、解凍にムラができやすくなってしまいます。
型抜きクッキーを作る場合は、型を抜く前の状態、約5mmほどにクッキー生地を伸ばしてから冷凍しておくと、型抜きの時扱いやすいためおすすめです。
クッキー生地を空気に触れないように包む
クッキー生地を冷凍する時、クッキー生地はラップ等でしっかりと密閉する。
クッキー生地が空気に触れないように、ラップ等でしっかりと包み込んでから、冷凍が可能な保存袋等に入れて冷凍庫にいれておきましょう。
空気に触れたまま冷凍保存してしまうと、生地が乾燥してしまったり他の食品のにおいが移ってしまったりする場合があります。
また、そこからカビが発生してしまうこともあるので、しっかり確認しておきましょう!
解凍方法は?切るときのコツ
冷凍しておいたクッキー生地を解凍する方法は、
・冷蔵庫で解凍する方法
・常温で解凍する方法
上記の2点が一般的です。
それぞれ詳しく説明していきます。
冷蔵庫で解凍する方法
クッキー生地を解凍する時に気を付けることは、バターが溶けたり解凍にムラができてしまうことです。
バターは、28℃~30℃で溶け始めてしまいます。
冷蔵庫での解凍であれば、温度は0~10℃程度ですので、バターが溶けることもなく綺麗に解凍することができます。
ただ、冷蔵庫での解凍は半日~それ以上の時間がかかりますので、クッキーを焼く前日には冷蔵庫に入れておくことをおすすめします。
常温で解凍する方法
常温でクッキー生地を解凍する時は、室温に十分注意しましょう!
先ほども言いましたように、バターは28℃~30℃で溶け始めてしまいます。
特に夏場は室温が高くなりやすいので、バターが溶けたり、解凍にムラができやすくなってしまいます。
型抜きクッキー用の生地で、すでに薄く伸ばして冷凍している生地の場合は、常温で5~10分程度おいておくと解凍することができます。
アイスボックスクッキー等の切るタイプのクッキーは、完全に解凍せず「半解凍」の状態で切ると、きれいに切ることができますよ。
余談ですが、時間がない時に電子レンジを使って解凍しようと思う時もありますよね。
私もそう思ったことがあります。
ですが電子レンジを使った解凍方法は、バターが溶けてしまう可能性が高いため、おすすめしません。
クッキー生地は冷凍した方が型抜きしやすい?
冷凍したクッキー生地を型抜きする時は、切るタイプのクッキー生地と同様「半解凍」の状態で型抜きすると、きれいに仕上がります!
型抜き用に薄く伸ばして冷凍したクッキー生地は、常温で5分から6分程度置いておくと「半解凍」の状態になりますのでお試しください。
型抜きの途中で、生地がゆるくなってきたら、通常の生地を型抜きする時と同じように冷蔵庫で冷やしながら行うと、扱いやすいですよ。
生地を冷凍のまま焼くのはダメなの?
冷凍したクッキー生地を、冷凍のまま焼くのは、結論から言うとOKです。
しかし、形はきれいに仕上がりますが、焼き上がりの中央あたりの生地が密になってしまい、食感にムラができてしまうことがあります。
冷凍したクッキー生地をおいしく焼きあげるには、きちんと解凍してから焼くのがベストです。
一度冷凍した生地は焼き時間違う?
冷凍したクッキー生地の焼き時間は、レシピにある焼き時間に、+1分~2分程度と考えてください。
とは言っても、生地の厚さや大きさ、解凍加減によっては一概には言えませんので、様子を見ながら調整してみてくださいね。
クッキーは、ちょっと目を離した間に、かなり焼き色がついてしまうことがあります。
私もちょっと他のことをしている間に、焦がしてしまったことが多々あります…(笑)
冷凍したクッキー生地は特に注意が必要ですので、焼いている時間はなるべく傍にいることをおすすめします!
いかがでしたでしょうか?
今回は、クッキー生地が冷凍で日持ちするのか?賞味期限や解凍・切るコツ、冷凍のまま焼くことができるのか等、冷凍したクッキー生地についてまとめてみました。
・クッキー生地を冷凍保存すると、1ヶ月~2ヶ月程度日持ちする
・冷凍したクッキー生地は、冷蔵庫での解凍がおすすめ
・冷凍したクッキー生地を切る、型抜きする時は「半解凍」がポイント
・冷凍したクッキー生地をおいしく焼くには、きちんと解凍してから焼く
・冷凍したクッキー生地の焼き時間は、通常の+1分~2分程度
お菓子作りって、本当に手間がかかりますよね。
しかし、そのひと手間で仕上がりが大きく変わってきます!
せっかくのおうちでのクッキー作り、ポイントをおさえて、おいしいクッキーを作ってみてくださいね。