加湿器を寝る時につけっぱなしにしていませんか?
寝る時につけっぱなしにしているほうが、喉や肌への保湿に良さそうですよね。
しかし意外にも、寝る時は加湿器は消したほうがいい場合が多いんです。
ただつけっぱなしにするのではなく、タイマー機能を活用して消すなど、工夫して使用するのがおすすめです。
これからの時期、寒くなるにつれ出番が増えてくるので、加湿器の正しい使い方を確認しておきましょう。
加湿器を寝る時はつけっぱなしにしててもいい?

就寝時に、エアコンをつけたままにする場合は、加湿器をつけっぱなしでも問題ありません。
むしろエアコンにより乾燥するので、つけたほうがいいですね。
しかし実際は、就寝時は布団をかけて暖かくして寝るので、エアコンを消して寝る方が多いと思います。
それでは暖房を消しているにも関わらず、加湿器を付けたままにすると、どうして良くないのでしょうか?
主な理由としては、暖房を消すと部屋の室温が下がるため、必然的に湿度が上がります。
そのような状況で加湿した結果、部屋の中の湿度が過剰になり、空気中に存在できる水蒸気量を超えてしまい、結露が発生する原因となります。
また、必要以上に湿度が上がった状態や、結露が生じる環境ではカビが生えやすくなり、室内環境が良いとは言えません。
寝室で加湿器を使いたいけど布団にカビが生えたりする?

寝室とする部屋は北側にあることが多いです。
北側の部屋は、日当たりや空気の通りが悪いので冷えやすく、元から結露が起こりやすい環境にあります。
加えてベットや布団・洋服クローゼットなど、湿気を含みやすいファブリック素材が部屋の面積を占めるため、湿気がこもりやすいです。
そのような環境であるにも関わらず、さらに加湿器を稼働させるのは過剰に加湿をしてしまっている可能性があります。
なので、寝室で加湿器を使う前には”加湿が必要な湿度なのか”という点を確認しましょう。
人が過ごしやすい湿度は30%~60%と言われています。
そして、カビが発生しやすくなる湿度が65%以上で、湿度が高ければ高いほど発生するスピードがUPします。
つまり、60%以上の室内では加湿が不要ということになるのです。
湿度管理が特に大切な寝室では、湿度計を置いて今の湿度がどれくらいかを知ることが必須ですね。
加湿器を寝る時使うなら置くのにおすすめの場所は?

寝る時にエアコンと併用して加湿器をつける場合は、なるべく部屋の中心部分に置くと効率的です。
また、床側に冷たい空気が滞留するので、キャビネットの上など腰よりも高い位置に置くといいですね。
エアコンの吸気口が窓の近くでなければ、吸気口の近くに加湿器をおくと保湿されたエアコンの空気が循環するので、効率が良くおすすめです。
反対に加湿器を置くのに、向かない場所もあります。
窓の近くや床の近くは冷えた空気が滞留しているので、結露だけ起こして人が寝るところは乾燥状態・・・ということになってしまいます。
加えて衛生面から考えると、加湿器の蒸気は顔や布団などに直接当たらない位置が理想です。
まとめ
寒い冬=乾燥というイメージから、これからの時期はガンガン加湿器を稼働させていたなんて方もいたのではないでしょうか?
もちろん乾燥した空気はウイルスも活発になり、喉やお肌にもダメージが加わります。
・寝る時にエアコンを消す場合は加湿器も消す(またはタイマーを設定してつけっぱなしにしない)
・湿度計を設置して、湿度が60%以上なら加湿はやめる
・加湿器の置き場所は腰の高さ以上で、窓際は避ける(おすすめはエアコンの吸気口近く)
このポイントを参考にエアコンと加湿器を上手く組み合わせて、部屋全体の湿度の平均化を目指しましょう。
適度な湿度を保つために、意味のある加湿をすることが大切です。
ちなみに窓などに結露ができてしまったら、そのままにせず忘れずにふき取りましょうね。