インスタントコーヒーに賞味期限はどのくらい?スティックコーヒーは違う?

インスタントコーヒーの賞味期限は、商品によって違いはありますが、未開封であればスティックタイプが約1年~2年、瓶タイプが約2年~3年とされています。

今回は、そんなインスタントコーヒーの賞味期限について、詳しくご紹介していきます。

メーカーごとの賞味期限や、未開封時と開封後の違い、スティックタイプ・瓶タイプの賞味期限について、また、賞味期限が切れてしまった際の対応についても取り上げますので、ぜひ参考にしてみてください。

インスタントコーヒーの賞味期限を調査してみた

インスタントコーヒーの賞味期限を調査してみた

インスタントコーヒーの賞味期限は、メーカーごとにどのような違いがあるのでしょうか。

人気の「スタバ」、「ブレンディ」、「マキシム」についてご紹介します。

スタバの商品

インスタントコーヒーの瓶タイプのものは、湿気等もありますので、大体賞味期限は一ヶ月と言われています。

また、袋タイプのもの・個包装のものは、賞味期限が7~8ヶ月程度で設定されています。

ギフト用にもぴったりなスタバのコーヒーですが、他のメーカーに比べて賞味期限が短めな印象を受けます。

ブレンディ

袋タイプのものは賞味期限が19ヶ月、個包装のものは25ヶ月とされています。

マキシム

袋タイプのものは賞味期限が19ヶ月とされています。

◎それぞれ賞味期限は長めに設定されていますが、「開封後美味しく飲める期間」はおよそ一ヶ月と言われています。

また、高温・多湿を避け、開封後はしっかりと密閉して保管する必要があります。

賞味期限、未開封と開封後の違い

賞味期限、未開封と開封後の違い

【袋タイプの場合】

開封前であれば、賞味期限は1年半~長くて3年くらいが目安となります。

開封後は一度空気に触れていますので、美味しく飲めるのは1ヶ月程度で、商品によっては、瓶タイプのインスタントコーヒーと賞味期限の大差がないものも多いです。

開封後は保管方法に注意が必要で、袋タイプであれば袋の口を輪ゴムなどでしっかり締めておき、そのうえ密閉容器に入れて冷蔵庫に入れておくと長持ちします。

【スティックタイプの場合】

未開封であれば、賞味期限は1年~3年ほど持ちます。

開封して長期間放置していると、粉が固まってしまう場合もありますので、すぐに飲まないのであれば開封せずに保管しておくことをおすすめします。

瓶詰めとステイックコーヒーの賞味期限の違い

瓶詰めとステイックコーヒーの賞味期限の違い

開封していない場合の賞味期限は、常温でおよそ3年ほどです。

しかし、瓶の開封で空気に触れる回数が増えるとともに、酸化・劣化の速度も増していきます。

そのため、美味しく飲めるのはおよそ1ヶ月程度と言われています。

瓶タイプは、たくさんコーヒーを飲む場合におすすめですね。

スティックタイプは個包装になっているため、未開封であれば、大袋を開けても賞味期限は1年~3年ほど長持ちします。

こちらも開封後はなるべく早めに飲むようにしましょう。

インスタントコーヒーに賞味期限の表示がない?見方は?

インスタントコーヒーに賞味期限の表示がない?見方は?

インスタントコーヒーのパッケージに「開封後はお早めにお飲みください」と書いてありますが、具体的な期限は記入されていないですよね。

開封後はおよそ一ヶ月程度で飲み切ることを目安にすると良いとされていますが、コーヒーの量が多いと毎日コーヒーを飲んでも飲み切れないということも…。

そのため、ご購入の際は「一ヶ月で飲み切れる量」を考えると良いですね。

賞味期限切れはいつまで飲める?5年10年ってどうなの

賞味期限切れはいつまで飲める?5年10年ってどうなの

瓶タイプのインスタントコーヒーで開封前であり、更にサラサラで湿気を含んでいなければ、賞味期限切れでも1~2年ほどは大丈夫と言われています。

開封後のものは劣化速度が速いため、1ヶ月程度で飲み切るのが良いでしょう。

また、袋入りタイプの場合も開封していなければ、賞味期限切れでも3年くらいは大丈夫と言われています。

しかし、こちらも開封後であれば、1ヶ月程度で飲み切る必要があります。

スティックタイプのものは、大袋を開封している場合はスティックを袋の上から触ってみて、粉が固まっていないかチェックすると良いでしょう。

固まっていなければ、賞味期限が1~2年過ぎていても飲める目安となります。

いずれも開封から時間が経過するほど風味が落ちてしまいますし、開封後は特に香りや風味が損なわれやすいため、なるべく早めに飲み切ってしまう方が美味しいコーヒーを味わえます。

このような場合は注意!

粉末タイプのインスタントコーヒーは、開封していなくても湿り気が出て、粉が固まってしまっている場合があります。

また、粉の色が黒っぽくなったり、白っぽくなったりと変化していることもあります。

賞味期限が切れてから数年が経過すると、コーヒーの香りが飛んで異臭がする可能性もあります。

開封の有無にかかわらず、購入してから期間があいてしまった場合は、コーヒーから酸化して酸っぱい臭いがしていないか、コーヒーが変色していないかを確かめましょう。

インスタントコーヒーは水分がとても少なく腐敗しにくい食品ですが、賞味期限に頼らず、少しでも異変を感じたら、飲まないようにするのが良いでしょう。

飲み切れない時の対処法

◆豆乳と合わせてソイラテに!

◆ゼラチンを入れてコーヒーゼリーに

◆生クリーム・牛乳・水・砂糖・インスタントコーヒー・ゼラチンでコーヒープリンに

◆ホットケーキミックス・バター・コーヒー・牛乳でクッキーに

コーヒーとして飲むのに飽きたら、アレンジレシピを活用してラテやデザート、おやつを作るのもおすすめです。

飲み切れなかった時の対処法

◆ゴミ箱や玄関まわり・灰皿などの防臭・消臭グッズに

◆石鹸とインスタントコーヒーで臭いをとる

◆紙や布の染色に使用する

コーヒーの香りがまだ残っている場合は、小さなお茶パックなどに入れて消臭アイテムとして使用できます。

インスタントコーヒーが湿気をよく吸ってくれるのですが、カビが生えやすいのでまめに取り替えるようにしましょう。

また、インスタントコーヒーを灰皿に入れておけば、タバコを消した時の臭いを防ぐ効果もあります。

手についた魚の臭いは、石鹸とインスタントコーヒーで洗うことできれいに取ることもできますよ。

まとめ

今回は、インスタントコーヒーの賞味期限について、詳しくご紹介してきました。

ご家庭で美味しいコーヒーを手軽に楽しめると人気のインスタントコーヒー。

賞味期限は商品やタイプによって少しずつ異なりますが、「一ヶ月程度で飲み切る」とコーヒーの風味を美味しく楽しめます。

一度開封すると、空気に触れる回数が増すごとに劣化していきますので、開封後はしっかりと封をして、高温・多湿を避け、冷蔵庫などで保管すると良いでしょう。

ギフトとしてプレゼントする場合は、あらかじめ賞味期限や美味しく飲める期間について説明しておくと良いですね!

賞味期限が切れたものでも、未開封であれば1、2年~3年は持ちますが、コーヒーの匂いや色を確かめて、問題が無さそうかチェックするようにしましょう。

もし少しでも異変を感じたら、口に入れないようにするのがベストです。

ご家庭でインスタントコーヒーを購入する際は、「一ヶ月程度で飲み切れる」量を検討するのが良いでしょう。

飲み切れなさそうな場合は、デザートやおやつに活用してみるのも良いですね。

開封後しばらく経過してしまったコーヒーは、すぐに捨てずに、消臭アイテムや染色アイテムとして使用してみましょう。

「普段あまりコーヒーを飲まない」という方は、個包装のスティックタイプがおすすめですよ。