誰でも簡単に動画を撮影し、投稿できることで流行しているアプリ「TikTok(ティックトック)」。
大変人気のアプリですが、セキュリティの脆弱性や個人情報流出の危険性があるとして、問題になっています。
動画だけを楽しみたい場合でも、使い方を間違えると危険性があると言われていますので、注意して使用することが大切です。
そこで今回は、ショートムービーアプリ、ティックトックの危険性や、登録しないで使用するやり方について詳しくご紹介いたします。
ティックトックは見るだけなら危険性はない?

ティックトックは、”見るだけ”の利用でも、正しい使い方をしていないと危険だと言われています。
というのも、登録した際にティックトックのみならず、複数の会社で登録した個人情報が共有されていることが分かったのです。
アプリをダウンロードした際に、アカウント登録も行ってしまうと、気付かないうちにその情報が使われている可能性があるということです。
ただこれはtiktokに限ったことではなくアプリをダウンロードする、ということは何かしらの情報を提供しているので、運営側に悪意があれば危険であるということになります。
アカウント情報を入力しないと、動画の投稿や、他の人の動画にコメントすることはできませんが、動画を見るだけの目的でアプリを利用する場合は、アカウント情報を入力せずに使用することをおすすめします。
また、アプリのメッセージ機能を使って攻撃者が悪意のあるリンクを送信し、それをユーザーにクリックさせるという行為が確認されています。
もし間違ってURLをクリックしてしまうと、悪意のある第三者がユーザーのアカウントから動画をアップロードすることが可能に。
更には、プライベートな動画へのアクセスもできるようになってしまうようです。
ハッカーたちは巧みにユーザーたちの個人情報を盗み出そうとしていますので、やみくもにURLをクリックしたり、不審なメッセージに反応しないように気を付けましょう。
見るだけに使うやり方は?メアド登録しないでも使える?

ティックトックはメールアドレスを登録しなくても、インスタやツイッターなどのアカウントを使って登録することができます。
tiiktokに登録する方法は以下の6つです。
- 電話番号またはメールアドレス
- LINEアカウント
- AppleID
- Twitterアカウント
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
SNSで登録した場合、そのSNSアカウントを削除したり、連携先のSNSアカウントがログアウトの状態になっているとティックトックにログインできません。
tiktokにラインで登録するのは危険なのか
LINEで連携してティックトックに登録。これが危険だと言われるのは登録するときではなく、登録したあと、です。
LINEだけじゃなくて、Twitter、フェイスブックもですがSNSアカウントにログインした状態じゃないと、ティックトックにもログインできません。
- ラインアカウントを削除した
- ラインアカウントを変更した
- Twitterアカウントにログインできなくなった
こういった場合はtiktokにもログインできなくなります。
ティックトックのアカウントを削除すしたい、というときにも操作ができない。
運営側とメールでやりとりし、あとは向こうの対応次第、ということになってしまいます。
また、アプリ連携は、SNSのプロフィール情報の確認や変更、フォローリストの確認や追加、投稿などといった本来アカウントの所有者しか行えない操作の権限を別のアプリやサービスに与えてしまいます。
SNSのプロフィール情報や友人リストを参照されたり、不正なURLリンクを含むメッセージをばらまかれたりしてしまう可能性があるということを念頭に置いておくと良いでしょう。
ティックトックを見るだけでバレる?足跡が残ったりするの?

tiktokには足跡機能や、それに代わる機能は無いようです。
そのため、ティックトックでどんな動画を見ても、誰のプロフィールを見てもバレないようになっています。
動画を見る側からすれば安心ですが、一方で投稿者は、どんな人が自分の動画を見ているか全く分からないということになります。
投稿者が知ることができるのは、動画の再生数と、いいねの数です。
動画を投稿する時は、”誰から見られてもいいような動画を投稿する”ことを意識すると良いでしょう。
(tiktok)ティックトックをアプリなし・アカウントなしで使う方法

アプリなし・アカウントなしでも実は簡単に見ることができます。
動画を見るだけの目的であれば、スマホやパソコンで「TikTok」と検索するだけで動画を見ることができるんです。
アカウント登録や、アプリのダウンロードの必要もないのでおすすめです。
・動画を見る、いいねを押す
・ユーザーの検索
・動画の撮影、編集、友人への共有
上記の項目の機能は使えますので、手軽にティックトックを楽しめます。
動画投稿するときの注意
ティックトックを見るだけなら設定方法や、アカウント登録をするかしないか、そういった部分でコントロールすることができますが、動画投稿をするということはまた別の話。
危険だと言われることを知っておく必要があります。
そもそもなぜ危険と言われる?
アプリ自体のセキュリティの脆弱性も問題になっていますが、アプリを利用することによる個人情報の漏洩や、精神的な影響も問題視されています。
具体的には、以下の項目が挙げられます。
◆誹謗中傷や悪質なコメントに影響される
⇒動画を配信する中で、悪質なコメントの被害にあう可能性があります。
動画に対して不満があると、動画から個人情報を割り出そうとする人も。
いざ投稿した動画を削除しようとしても、一度ネットに出回ってしまった情報を完全に削除することは不可能です。
動画を投稿する際は、細心の注意を払う必要がありますね。
個人情報が流出する可能性がある
⇒若いうちからアプリやSNSが当たり前に使用できる状況にあるため、使い方が分からないまま、危険な方法でアプリを利用している可能性があります。
自分の住んでいる地域や撮影場所をのせたり、個人が特定できる情報が誰にでも見られる状態になっているというのは、大変危険ですよね。
また、動画に知らないうちに自分が映りこんでしまって、それが配信されていたら大変。
一緒に撮影した動画を無許可で投稿するというのは、友人同士でのトラブルにもなりかねません。
個人情報の流出につながる物が映りこんでいないか、きちんと許可をとっているか、投稿する前によく考えてから利用しましょう。
◆動画を悪用されることがある
⇒ティックトックの動画は、誰でも簡単に保存することができます。
そのため、自分が何気なく投稿した動画が、誰かに編集されて勝手に使われてしまうことも。
出会いを求めている人やネットストーカーも存在しますので、動画を投稿する際は、十分気を付けましょう。
◆面識の無い他人と繋がってしまう
⇒ティックトックを通して、趣味の合う友人との出会いが生まれたり、芸能界への扉が開いたという前例もありますよね。
しかしながら、簡単に誰とでも繋がれる分、”悪意のある他人との出会いの場”としても機能してしまいます。
フォロワーが増えるということだけに気を取られるのは、大変リスクが大きいです。
繋がる前に、ある程度相手の情報や対応を確認してからフォローするのも大切ですね。
また、ティックトックでは、アカウントを「プライバシー設定」から非公開にすることも可能です。
友人同士で楽しみたい場合には、積極的に活用すると良いでしょう。
まとめ

今回は、ティックトックの危険性や、登録しないで使用するやり方について詳しくご紹介いたしました。
ティックトックをまだ利用したことがないという方で、動画を見るだけの目的であれば、アプリへの登録はしないほうが無難です。
既に登録して利用している場合は、以下の点に気を付けると良いでしょう。
◆不信なメッセージやURLに反応しない
◆個人情報漏洩に繋がるような投稿は控える
◆複数人で動画を投稿する際は、周囲にきちんと確認を取る
◆常に誰かに見られているということを念頭に置いて動画を投稿する
◆動画の悪用や誹謗中傷にあい、傷つく可能性があることを考えて利用する
「アカウントの更新が必要です、メールアドレスか電話番号でリンクしてください」などと気になるメッセージを送り、個人情報を抜き取る詐欺が増えているようです。
不審なメッセージには反応しないのが得策です。
気になるメッセージが届いても、一呼吸おいてから対応するようにしましょう。
反応しそうになったら、まずは同じ内容で検索をかけてみるのも手ですよ。
アプリを利用するうえで100%の安全性が保証されることはありませんが、正しい使い方を心がければその危険性はグッと低くなります。
ネットリテラシーに気を付けて、楽しくアプリを利用したいものですね。