電子レンジが温まらないのは、食材や容器が電子レンジに適していない可能性があります。
水分量のある食材や、耐熱の容器でないと、いくら時間をかけてもなかなか温まらないんです。
無理に温めると、食材が焦げたり火花が散ったりすることもあります。よく確認しましょうね。
もし買ったばかりの電子レンジが温まらないなら、初期不良かもしれません。
初期不良は、製造時のミスや輸送中のパーツ破損などが原因で起こることも。
その場合、交換か修理となります。
購入した家電量販店やメーカーに問い合わせてみてくださいね。
それでは電子レンジが温まらない原因から対処法まで、詳しく説明していきましょう。
買ったばかりの新品なのに温まらない原因は初期不良?

買ったばかりの電子レンジが温まらない原因は初期不良かもしれません。
初期不良の原因は、設計や製造過程で何らかの不備があったり、商品の輸送中にパーツが破損してしまった、という可能性があります。
もし初期不良の可能性が高いなら、購入した店舗に問い合わせしてくださいね。
初期不良が認められれば、交換もしくは修理をしてくれますよ。
ただし、無償で交換や修理をしてくれる期間は店舗によって異なります。
保証書は必ず取っておきましょう。
それと、初期不良以外に考えられる原因も説明しますね。
- 容器に原因がある
電子レンジのマイクロ波が通りにくい容器を使うと、なかなか温まりません。
容器は必ず「耐熱性」と書いてあるものを使いましょう。
うっかりアルミや金属製の容器を電子レンジに入れると、火花が散ったりして故障の原因になっちゃいます。
絶対にやめましょうね。
- 重さが足りない
温めたい食材が軽すぎるために、温まらないこともあるんです。
そういう時は、お皿に乗せるなどして重さを出すと良いですよ。
ただ、食材に対してお皿が大きすぎると、それが原因で温まらないこともあるので、適度な大きさのお皿を選んでくださいね。
新品の電子レンジが温まらない原因は、初期不良か温め方に問題がある可能性が高いです。
不安な時は、購入した店舗かメーカーに問い合わせてみましょう。
レンジで温まらないもの

電子レンジで温まらない食材があるんです。
それは、イモ類やにんにくなどの「水分量が少ない食材」。
電子レンジは、マイクロ波が食材に含まれる水分を振動させることで摩擦熱が起こり、食材が温まるという仕組みになっています。
そのため、水分量が少ない食材は温まらないんですよ。
じゃがいもやさつまいも、乾物といった水分量が少ないものを温めたい時は、水にくぐらせたり、水に浸すなどして水分を含ませましょう。
そのまま温めてしまうと、焦げたり出火する恐れもあるので注意してください。
それ以外で電子レンジに入れないほうが良い食材は、卵・ウィンナー・トマトといった、「殻や被膜がある食材」ですね。
これは破裂する可能性があるからなんですよ。
殻や膜があることで、内側の蒸気が逃げられずに破裂しちゃうんです。
電子レンジはすぐに温めることができて便利ですが、電子レンジに合わない食材を入れてしまうと大変なことに。
よく確認してから使ってくださいね。
異音がするのは故障?

電子レンジから異音がするのは、故障が原因でないこともあります。
音のする場所や音の種類によって考えられる原因が異なるので、「どこからどんな音がしているか」確認しましょう。
- レンジ使用中に『カタカタ』する
レンジ内の回転皿が、台からずれている可能性があります。
回転皿を外してから、はめ直してみてください。
- レンジ使用中に『パチパチ』する
アルミホイルなどの金属を入れて温めていませんか?
金属類を電子レンジに入れると、火花が出ます。
ほおっておくと発火する可能性もあるので、絶対に電子レンジに入れないようにしましょう。
誤って入れてしまったら、すぐに止めてレンジから出してくださいね。
- レンジ使用中に『キュルキュル』
ファンの故障やネジが緩んでいるとキュルキュル聞こえます。
これは劣化の可能性が高そうです。
使うたびにキュルキュル音がするようなら、買い替えた方が良いかもしれません。
- 温めたあとに『ブォーン』『キーン』と鳴る
これはレンジ使用後、熱を放出するためにファンが回っている音ですが、異音がするのはファンの寿命がきているサインかも。
もしくはファンを固定しているネジが緩んでいる可能性もあります。
買い替えるか修理に出してくださいね。
電子レンジの構造は複雑なので、素人がいじるのは危険です。
修理する時は必ず、メーカーか街の電気屋さんにお願いしましょう。
また、電子レンジの寿命は10年ほどと言われています。
購入から10年経っていたら、調子が悪くなる前に買い替えることをオススメします。
真ん中が温まらない?!中心と外側どちらに置くべきか

電子レンジで食材の真ん中が温まらない場合は、回転台外側に置いてみてください。
そうすると、均等に温まりやすくなるんです。
回転式の電子レンジは、マイクロ波が一つの場所から放出されます。
回転台の中心に置いてしまうと、同じ場所にしかマイクロ波が当たらないために、温まる場所も固定されてしまうんですよ。
中心よりも外側に置くことで、マイクロ波の当たる位置が固定されずに、加熱ムラを防げるというワケです。
ただし、回転しないタイプの電子レンジは別。
この場合は中心に置いたほうが均一に温められるんですよ。
これは、拡散されたマイクロ波が均等に食材に当たる構造になっているからです。
両方の構造を知っておくと、いざ使う時に良いですね。
ちなみに冷凍食品の袋には、「レンジの端に置く」や「ターンテーブルがない機種は中央に置く」などの記載があることも。
記載通りの置き場所と加熱時間に従って、効率よく温めましょう。
電子レンジの分解は絶対NG

電子レンジの分解は絶対にNGです!
なぜなら、マグネトロンと高圧コンデンサという部品には、最悪感電死してしまうほどの強い電流が流れているから。
しかも、電源を切っても放電するのに時間がかかります。
コンセントを抜いたからといって安全ではありません。
「分解すると危険」ということを知っておきましょう。
では、電子レンジを処分したい時はどうしたら良いの?
電子レンジの処分方法は、自治体によって異なります。
家電リサイクル法対象外のため、粗大ごみで出すか、家電量販店で引き取ってもらう必要があるんですよ。
是非調べてみてくださいね。
間違っても分解して捨てる…なんてことのないようにしましょう。