電子レンジのグリルならアルミホイルが使えます。
しかもアルミホイルを使うと火の通りがよくなったり、蒸し焼きでおいしくなったりメリットまであるのです。
ただし使い方を間違えると発火する恐れがあるので注意が必要。
今回は、電子レンジのグリルでアルミホイルを使える理由やアレンジレシピ、アルミホイルを使う時の注意点などをご紹介していきたいと思います。
電子レンジのグリル機能ならアルミホイルは大丈夫?

電子レンジのグリル機能ならアルミホイルを使用しても大丈夫です。
グリル機能とは庫内のヒーターで食品を直接焼き上げることをいいます。
アルミホイルを使うことで熱伝導が高まり、逆に火が通りやすくなるのです。
しかし、電子レンジの一部のモードではアルミホイルを使うと、火事につながることがあるので気を付けてください。
電子レンジの種類にもよりますが、電子レンジの温めかたには大きく分けて4つ「レンジ・オーブン・グリル・トースター」があります。
その中のレンジ、いわゆる食品を温めるときや野菜の下ごしらえに使う機能では、絶対にアルミホイルを使ってはいけません。
発火のおそれがあるのです。
ネットでは「電子レンジでアルミホイルを使うと、発火して火事になりかけた!」などかなり危ないコメントもありました。
グリルやオーブン、トーストではアルミホイルは使えますが、レンジ加熱では使えないことは覚えておいてください。
詳しくは、電子レンジについている取扱説明書をみてくださいね。
グリルでアルミホイルが燃えることは?

グリルでアルミホイルが燃えることはあります。
稀ですが、アルミホイルが発火することがあるのです。
本来アルミホイルは約660℃の温度に耐えられるといわれているため、家庭のグリル程度では燃えにくいです。
しかし、アルミホイルの上に魚やお肉など油がでるものを置くことで、その油が高温になり燃えて発火する恐れがあります。
実際私もグリルで魚を焼いた時、魚の油がたまり火が出たことがあるのです。
グリルでアルミホイルが使えるからといって、絶対に目を離さないでください。
油が少ない材料であれば比較的燃えにくくはなりますが、油が多く出る食材を使用するときは特に注意してくださいね。
油が多い食材を使うのであれば、アルミホイルではなくクッキングシートやグリルプレートがおすすめです。
特にグリルプレートは本当に便利で、電子レンジのグリルだけでなくオーブンやレンジでも使えちゃいます。
グリルプレートはダイソーやニトリなどでも売っていますよ。
クッキングシートやグリルプレートはメーカーによって耐えられる温度が変わるので、購入する際は確認してくださいね。
ホイル焼きも電子レンジのグリルならOK?

ホイル焼きも電子レンジのグリルなら大丈夫です。
切って包んでスイッチを押す、あとは放っておいたら出来ちゃうので誰でも簡単に作れちゃいます。
簡単・手抜きだけどおいしいホイル焼きのレシピを4つご紹介しますね。
・鮭のホイル焼き
・きのこのホイル焼き
・あさりのホイル焼き
・リンゴのホイル焼き
魚から果物までなんでもホイル焼きにできるので、是非ホイル焼きをマスターして料理のレパートリーを増やしてくださいね。
アルミホイルは便利ですが、梅干しやみそ、しょうゆなどの酸や塩分の強い食品に長時間使用すると、変色したり浸食されて穴が開くことがあります。
また、アルミホイルに直接火があたると溶けることもあるのです。
ホイル焼きで蒸し焼きにしているのに穴があいてしまったら上手に仕上がりませんし、汁が漏れすぎると電子レンジの故障の原因にもなります。
料理をする際には気を付けてくださいね。
トースト機能でもアルミホイルは使える?

トースト機能でもアルミホイルは使えます。
基本的には電子レンジのレンジ機能以外はアルミホイルを使うことができるのです。
トースト機能でアルミホイルを使うメリットは3つあります。
・汚れが最小限ですみ、掃除が楽になる
・料理のレパートリーが増え、おいしくなる
・食材が温まりやすくなる
トーストを焼くときなどパンのかすがトーストの下に落ち掃除が面倒ですよね。
アルミホイルを使えば、食べかすが落ちないので掃除が格段に楽になりますよ。
また、アルミホイルは熱を伝えやすくするため食材に熱が伝わりやすくなります。
例えば焼き芋を作る際、アルミホイルを巻いたほうが焼き上がりは早くなるのです。
アルミホイルで包むことで蒸し焼き状態になりよりおいしく仕上がりますよ。
そして、私が今最も愛用しているアルミホイルが「くろ~いホイル」です。
普通のアルミホイルより厚手なので使いやすく、熱の伝わり方も早いためかなりの時短ができます。
くろ~いホイルでさつまいもを焼くと、焼き芋がさらにおいしくなりますよ。
グリル機能とトースト機能の違い

グリル機能とトースト機能の違いは熱の伝え方にあります。
食材に熱を伝える方法は大きく分けて3つ「放射熱・対流熱・伝導熱」がありますが、グリルとトーストでは「放射熱と対流熱」を利用します。
放射熱とは「太陽の熱」と同じような仕組みで、対流熱とは「エアコンによる冷暖房」と同じような仕組みになります。
グリルは主に「放射熱と対流熱」によって加熱をします。
食材に直接ヒーターをあてることで放射熱、電子レンジ内を熱でいっぱいにすることで対流熱、この2つの熱を発生させて加熱を行うのが特徴です。
グリルは表面に焼き色をつけながら中心にもしっかり火を通すことができるのです。
数分で庫内を300度以上の高温にすることができるなどのメリットもあります。
一方、トーストは「放射熱」のみによって加熱をします。
太陽から放出された放射熱で私たちも日焼けをしますよね。
そんな感じで、トーストによる放射熱で食べ物の表面に焼き色をつくり温めてくれるのです。
トーストは大きな肉の塊など厚みのあるものは中までしっかり火を通す前に焦げてしまう可能性が高くなります。
グリルとトーストそれぞれの特徴を生かして料理に活用してくださいね、