電子レンジは注意点をしっかりと守れば、延長コードにつないでも大丈夫です。
コンセントに関するの情報は、火災などの事故のニュースのイメージで、不安になることが多いかと思います。でも大丈夫です。
たこ足配線や、アース線についてあまりわからなくても、この記事で基本的な情報は網羅されていますので安心してください。
今回の記事では、電子レンジに延長コードが大丈夫な理由・たこ足配線やアース線の注意点などをまとめています。
引っ越しのタイミングや、トラブルの対策をする際にぜひ参考にしてみてくださいね。
電子レンジは延長コードにつないでも大丈夫

電子レンジは電力量さえ超えなければ延長コードに繋いでも大丈夫なんです。
とはいえ家電の説明書を見ていると、延長コードの使用を禁止しているものもありますよね。
禁止している理由は、「他の家電と併用して電力量(ワット数)の上限を超えてしまうのを防ぐため」です。
一般的に、家庭用のコンセントは1500Wという制限が設定されていることがほとんどです。
特に電子レンジの周りには、冷蔵庫や電気ケトルなど他の家電も一緒に置いていることが多いのではないでしょうか。
他の家電と電子レンジのコンセントを同じ延長コードにさしてしまうと、1500Wの上限を超えてしまう可能性があります。
上限を超えることに気をつけて、家電を別々に使えば、電子レンジは延長コードに繋いでも大丈夫です。
延長コードにアース線は付けられる?

延長コードを使いながら、アース線は付けられます。
しかし延長コードを使うということは、コンセント部分と電子レンジが少し離れていることが多いかと思います。
本体とコンセントの距離が離れていると、アース線が届かない・付けられない可能性があります。
そのため電子レンジに延長コードを使う時は
・アース線付きの延長コードを購入する
・電子レンジについているアース線を延長する
このどちらかで対応できますよ。
アース線付きの延長コードには、コンセントの先に短いアース線がついています。
これなら、電子レンジとコンセントの位置が離れていても、手軽にアース線をつけられますね。
もしアース線付きの延長コードを持っていなくて、今持っている延長コードで電子レンジを使いたい場合は、アース線の延長が必要です。
別売りの延長用アース線を購入し、電子レンジに元々付いているアース線とつなげて延長します。
アース線同士ののつなぎ目は、絶縁テープなどで覆って漏電を防ぐことを忘れないようにしましょう。
タコ足配線にしたらダメなの?

タコ足配線も延長コードと同じで、必ずしもダメというわけではありません。
タコ足配線が事故になってしまうのは、ワット数の制限を超えてしまうことが原因です。
逆に言うと、合計のワット数の範囲内であれば、タコ足配線で複数繋いでも大丈夫ということになります。
家電販売会社のノジマが各家電のワット数の目安を出しています
・スマホ充電:100~240W
・テレビ、パソコン:130~150W
・冷蔵庫:150W
・炊飯器:600W
・掃除機:200~1000W
・電子レンジ:1000W
・ドライヤー:1000~1500W
いかがでしょうか。
あなたの家では、1つのコンセントで1500Wを超えて使用していませんか?
タコ足配線は絶対にダメ、というわけではありません。
ただし電子レンジの周りに置いていることが多い、炊飯器や冷蔵庫をタコ足配線で使ってしまうと、1500Wを超えることがあるので注意しましょう。
電子レンジ用延長コードは高ワットの一口がおすすめ
電子レンジに延長コードを使う時は、高ワットの一口タイプのものがおすすめです。
大体のコンセントには1500Wという上限がありますが、延長コード自体にもワット数の制限があります。
例えば延長コードのワット数の制限が1000Wまでなら、いくらコンセントが1500Wまで使えても、1000Wを超えて使用することはできません。
電子レンジは比較的ワット数が大きい家電のため、 延長コードを使う時は1500W以上のものを選ぶと安心ですね。
また、電子レンジを一口以上の延長コードで、他の家電と一緒に使うと1500Wを超えることが多いです。
一口以上の延長コードだと、ついつい他のものもつないでしまいたくなりますよね。
事故の可能性を低くするために、一口タイプであれば安心です。
延長コードを使う時は、ワット数に気をつけて一口タイプのものを選ぶことをおすすめします。
冷蔵庫・炊飯器・トースター、延長コードNGなものはある?

正しい使い方をすれば、延長コードNGというものはありません。
正しい使い方とは
・最大ワット数の制限内で使う
・埃や汚れを防いで、目に見える位置で使う
・アース線が必要なものは取り付ける
などがあります。
冷蔵庫・炊飯器・トースターなどは一箇所に集まっていることが多く、ワット数が高い部類の家電です。
そのため延長コードやタコ足配線でワット数を超えたり、冷蔵庫の裏でホコリが溜まったりするケースが多くなってしまいます。
このように延長コードは誤った使い方をすると、火災や漏電の原因になってしまいやすいです。
注意事項をしっかりと守って、 安全に使ってみてくださいね。