モザイク除去・消すアプリはスマホにあるのかiphone・Androidそれぞれ調査してみました。
アプリ以外ではPCとスマホに対応している「PULSE」という無料で使えるフリーソフトであれば、可能です。
モザイク自体、既に分解されてごちゃ混ぜになった画像なので、完璧に戻すことは難しいみたいね。
今回は、「モザイクを消す・除去する方法」についてご紹介致します。
モザイク除去・ぼかしを消すアプリはある?(iphone・Android)

モザイクを消す・除去するアプリは、現在(2022年10月)iphoneにもAndroidにもありません。
「モザイクやぼかしを消す・除去する」という処理はなかなか難しいようです。
つまり「モザイクを消す・除去する」ということは、「分解してごちゃ混ぜになった画像を元に戻す」ということなので、ほぼ不可能と言われています。
しかし、「分解してごちゃ混ぜになった画像を元に戻す」という処理に近いことができるようになってきたみたいです。
近い未来で、「モザイクを消す・除去する」ことができるのではないかと感じました。
追記:2023年、ついにモザイクを除去するアプリが?!
「Remini」というアプリでモザイクを取ることができる!と書かれた記事を発見。
本当にアプリでモザイクを消すことができるのか検証してみました。
早速インストールしてスタートです。


使用目的は「ぼやけた写真の復元」を選択。

チュートリアルが表示される。

これは、ちょっと期待できそうな感じがしますね。

ここで「有料プラン」の案内が表示されました。1週間1350円・・・た、高い。
無料期間は「3日間」3日すぎると有料課金されるというシステムです。
検証のためなので、このまま申し込みをして進めます。

検証用に用意した画像。(商用利用OKの無料画像サイトからダウンロードしたもの)
これにまずモザイク加工をします。

モザイクの加工にはLINEを使用。

予備としてもう1枚用意。同じくモザイク処理をしておきます。



アクセスを許可

先ほど用意した1枚目の画像を選択。
「高画質化」をタップします。

画像を再構築・・・
そして!!
AIが生成した画像がこちら!

???これは・・??
左側「ビフォア」・・右側「アフター」


色がちょっと違うだけ・・のように見えます。
もう1枚用意しておいた画像でも試してみることにしました。
結果まで一気につづけてどうぞ。



まったく変化なし。
やはり色が少し変わっただけで、ぼかし部分にはなんの変化もありません。
というわけで今回の検証結果。
「Reminiでモザイクを消すことができる、は、ウソ」という結果になりました。
アプリの説明文にも「ほかしをくっきり補正」と書かれていたのですが、ここで言うぼかし、というのはモザイクとは違うものを指しているんでしょう。
LINEで加工したモザイクではなく、別のソフトでつけたモザイクであれば、また違う結果になるのかもしれません。
ひとまず今回のRemini検証は以上です。
写真のぼかしを除去!無料で使えるPC用のフリーソフトはある?

無料で使えるPC用のフリーソフトはあります。
今回は2つご紹介致しますね。
1. PULSE(パルス)
PULSEは、アメリカのデューク大学研究チームが作ったモザイク除去ソフトです。
モザイクされている顔写真に対応。
再現度を高めるために無理矢理除去するのではなく、AI(人工知能)が元画像を参考に「似ている画像を再現する」という方法でモザイク除去をしてくれます。
スマホにも対応しているので、アプリがなくても大丈夫そうですね。
PULSEの解説動画がこちら
2. DeepMosaic(ディープモザイク)
DeepMosaicはGitHub(Webサービス)で公開されたAIプロジェクトで、モザイクを自動除去してくれます。
顔写真だけではなく、動画のモザイクに対応していて、編集時間の短縮に優れているようです。
復元再現度が高いのもDeepMosaicの強みです。
AIでモザイクを除去すると、顔写真の場合は少し違和感のある画像になるようですが、顔写真以外の場合は綺麗にできるみたいですよ。
モザイクの除去自体が未だ難しいので元通りにすることはできませんが、PULSEとDeepMosaicを使って試してみて欲しいです。
アプリ以外で消す方法はある?そもそもモザイクを外すことはできるのか

アプリ以外で消す方法は、先程ご紹介したPULSEであればスマホで対応をしているのでできます。
PULSEの操作画面は英語表記ですので、簡単に操作方法を書きますね。
1. PULSEを開く。
2. 「number_of_images:」を「number_of_images:1」にする。(モザイクしたい画像数が1枚という意味です。)
3. 「downsampling_factor:」を「downsampling_factor:64」にする。
4. 左上にある「三角の再生マーク」を押す。
5. 警告が出たら「このまま実行」を押す。
6. 下の読み込みが止まるのを待ち、「ファイル選択」のボタンを押してモザイク除去したい画像を選ぶ。
(読み込み途中でエラーが出る場合は、多くの人に使われているから制限に達してしまっていて使えないということ。翌日以降にならないとPULSEが使えません。)
7. 読み込みが完了すると、モザイクが除去された画像が出てきます。
8. 徐々にモザイクが綺麗に除去された画像に変わるので、画像の左上に書いてある「Running(〜%)」が「Running 100%」になるまで待ちましょう。
終わり。
上記の説明が理解しにくい場合は「PULSE モザイク」と検索をし、日本人YouTuberの動画を見てみてください。
わかりやすいと思います。
「そもそも消せるのか」という問題ですが、「完璧に消すことはできません」。
現在は、「元の画像に近い状態に戻すこと限界」なんだそうです。
そもそもモザイクがされた画像は、既に分解されてごちゃ混ぜになった画像。
それを元に戻すことは現在は難しいので、今後に期待するしかありませんね。
googleがモザイク除去機を開発していた!

2017年、googleがモザイク除去機を開発していたそうです!
「モザイク除去機」は2017年よりも前から雑誌の広告の定番でしたが、あまり再現度が高くなかったようです。
そんな中googleからモザイク除去機が作られて、話題になったんだとか。
googleが作ったモザイク除去機は、「モザイクによって消えてしまった画像の部分を、AIが新しく作り出す」という方法でモザイクを除去していたらしく、もともとは防犯カメラを見やすくするためにできたシステム。
新しく作り出す、ということは全く違う画像になることもあったということですね。
まとめ

今回は、「モザイクを消す・除去する方法」についてご紹介致しました。
まとめます。
・モザイクを消す・除去するアプリは、現在(2022年9月)iphoneにもAndroidにもない。
・無料で使えるPC用のフリーソフト「PULSE」や「DeepMosaic」などがある。
・アプリ以外で消す方法は、PCにもスマホにも対応している「PULSE」でできる。
・そもそも「元の画像に近い状態に戻すこと限界なので完璧には消せない」。
・2017年、「googleがモザイク除去機を開発しており、モザイクによって消えてしまった画像の部分をAIが新しく作り出すという方法でモザイクを除去していた」。
モザイクを除去して元に戻すことって、できそうでできないんだなと感じました!
きっと近い未来で完璧に元に戻すことができるのではないか、とワクワクします。
今回の記事が参考になれば嬉しいです。
それでは皆様、良い1日を!