マフィンの表面をサクサク、カリカリにするコツは、材料を均一に混ぜ合わせることが重要なポイントとなってきます。
材料が均一に混ざった生地さえ作ることができれば、表面がサクサク、カリカリかつ中はしっとりしたマフィンを作ることができますよ。
また、マフィンは生地の基本配合を覚えれば、いろんなアレンジを加えることもできますので、まずは基本配合や作る時のコツを覚えてみてくださいね。
今回はマフィンの表面をサクサク、カリカリにするコツや、しっとりマフィンの作り方について詳しく説明していきたいと思います。
マフィンの表面をサクサク、カリカリにするコツ

マフィンの表面をサクサク、カリカリにするコツは、生地を作る時に材料を均一に混ぜ合わせることがポイントとなってきます。
マフィンの材料は、小麦粉やバター、砂糖、卵、牛乳、ベーキングパウダー等が使われます。
この中でも特に、バターと卵を混ぜ合わせる時に、分離しないように注意してください。
もし分離した状態で焼き上げてしまうと、表面をサクサク、カリカリに仕上げることができなくなってしまいます。
生地を均一に混ぜ合わせるには、以下のことに気を付けて作業を進めましょう。
・材料を常温にしておく
・卵をよく溶いておく
・粉類をふるっておく
・砂糖や粉類は、数回に分けて入れる
それぞれ詳しく見てみましょう。
材料を常温にしておく
事前に、マフィン作りに使う材料を計量し、常温になるように冷蔵庫から出しておきましょう。
材料の温度がバラバラだと、生地も混ざりにくくなります。
特に、バターや卵の温度が低いと、分離する原因となりますので注意してください。
卵をよく溶いておく
卵を割ってみると、卵白の中に「ドロっと」した部分があると思います。
「濃厚卵白」と言い、新鮮な卵の証だそうなのですが、そのままバターと混ぜてしまうと混ぜにくくなってしまいます。
事前に箸や泡だて器等を使って、切るようにしっかりと混ぜておきましょう。
粉類をふるっておく
小麦粉とベーキングパウダーは、事前に1~2回ふるっておきましょう。
粉類にかたまりがあると、生地にダマができやすくなってしまいます。
もし、ご自宅に「ふるい」がない場合は、茶こしや味噌こし、ザル等を使ってみてください。
それもない場合には、ボウルに入れた粉類を、乾いた泡だて器で粒が均一になるまで混ぜてみてください。
砂糖や粉類は数回に分けて入れる
砂糖や粉類を他のものと混ぜ合わせるときには、一度に全部入れずに、数回に分けて入れましょう。
もし一度に全部入れてしまうと、ダマができやすかったり、混ぜるのに時間がかかったりして、混ぜすぎる原因にもなってしまいます。
その都度しっかり馴染むように混ぜ合わせてくださいね。
マフィンの基本配合

マフィンを作る時の基本配合は、
小麦粉(2):バター(1):砂糖(1):牛乳(1)
となります。
例えば、基本の(1)を50gで考えると
小麦粉(100g):バター(50g):砂糖(50g):牛乳(50g)
というレシピになりますよね。
ここにもう一つ重要な材料である、ベーキングパウダーを、小麦粉100gに対して小さじ1の量を入れればOKです。
1つ注意点として、計量する時、牛乳はmlではなくgを使うようにしてみてください。
牛乳は1ml=1.03gとなるため、少し量に差が出てしまいます。
実際仕上がりにはそこまで影響は出ないですが、基本配合として、gで統一すると良いですね。
お好みで入れるもの

マフィンは、ココアパウダー等で生地自体をアレンジしたり、チョコチップ等の具を入れてアレンジしたりもできます。
生地アレンジでおすすめなもの
・ココアパウダー
・コーヒー(インスタント)
・抹茶パウダー
・クリームチーズ
・はちみつ
・さつまいもやかぼちゃ等の野菜
コーヒや抹茶パウダーは10g程度、ココアパウダーは20g程度入れてみると、味や風味、色が程よくつきますよ。
クリームチーズを入れる場合は、バターや牛乳の量を調節してください。
例えば、小麦粉(100g):バター(50g):砂糖(50g):牛乳(50g)の配合の場合だと、
小麦粉(100g):バター(30g):砂糖(50g):牛乳(30g):クリームチーズ(40g)
のように調整してみてください。
はちみつは砂糖の代わりに入れてみてくださいね。
※はちみつ入りのマフィンは、1歳未満のお子さんには絶対に食べさせないでください。
具のアレンジでおすすめなもの
・チョコチップ
・板チョコ
・ドライフルーツ
・バナナ
・ナッツ類
それぞれお好みの量を入れてみてください。
砂糖やバターと同じくらいの量を入れても問題ありません。
例えば、チョコチップの場合、
小麦粉(100g):バター(50g):砂糖(50g):牛乳(50g):チョコチップ(50g)
のような配合で入れてみてくださいね。
マフィンをしっとりさせるには?

マフィンをしっとりさせるには、生地を作る時、材料を均一に混ぜ合わせることと、焼き上がってから必ずオーブンから出して冷ますことがポイントです。
表面をサクサク、カリカリにするコツと同じく、生地が均一に混ざっていることが大前提です。
材料を常温にしておき、卵はよく溶いておく、粉類はふるっておく、砂糖や粉類は数回に分けて入れる。
私も正直めんどくさいな…と思っていましたが、やはり仕上がりに変化がありますので、実践しています。
焼き上がったマフィンをそのままオーブンの中に入れておくと、生地の中の水分が必要以上に抜けてしまい、パサつく原因となってしまいます。
焼き上がったものは、必ずオーブンから出して、できればケーキクーラー等に置いて冷ますようにしてみてください。
失敗?!固くなる原因

マフィンが固くなる原因は、
・生地を混ぜすぎる
・オーブンの予熱が不十分
・焼き時間が長い
ことなどが挙げられます。
生地作りの時には、材料を常温にしておいたり、砂糖や粉類を数回に分けて入れたりすることにより、混ぜすぎを防ぐことができます。
オーブンの予熱をきちんとしておくことで、焼きすぎも防ぐことができますので、オーブンの機種に合わせて予熱をしておきましょう。
いかがでしたか?
今回は、マフィンの表面をサクサク、カリカリにするコツや、しっとりマフィンの作り方について詳しく説明してきました。
マフィンの表面をサクサク、カリカリに、中はしっとりとさせるためには
・生地を作る時に、材料を均一に混ぜ合わせる
・オーブンの予熱をきちんとして、焼きすぎを防ぐ
・焼き上がったマフィンは、オーブンから出して冷ます
以上のことを意識してマフィンを作ると、表面はサクサク、カリカリで、中はしっとりとした美味しいマフィンが出来上がりますよ。