無印の人気商品のひとつである「発酵ぬか床」。人気商品なのに口コミでは「まずい」、「しょっぱい」という感想も見られます。
今回は、「無印のぬか床を使って美味しくする方法」を詳しくご紹介していきます。
補充用のぬか床が店舗に無い時の対処法も取り上げますので、ご覧ください。
まずは漬ける野菜がおいしいと良いのですが。
無印のぬか床がまずい?口コミにみられる声

無印のぬか床を使ってみた「口コミ」を以下に挙げています。
【Twitterより】
「簡単に作れて助かる、美味しい」との意見もありましたが、「塩加減の調節が難しい」との声も見られました。
抗菌性の高い乳酸菌を使ったぬか床のため、毎日のかき混ぜがいらず、あらかじめ発酵させているので、そのまま野菜を漬けられる点についてはとても便利ですよね。
袋はチャック付なので、容器を用意する必要もありません。
しかし、しょっぱくなりすぎたものに関しては、水にさらしてもまだまだしょっぱいのだとか。
無印のぬか床は少し塩気が強く、味の調整が上手くできずしょっぱすぎてしまったり、反対に味が薄くなってしまうそうです。
また、独特の風味があるので、好き嫌いがあるかもしれません。
無印以外にも今はセットになっているものがたくさんあるのでチェックしてみると良いですよ。
無印のぬか床を美味しくする方法

無印のぬか床を使って、美味しく食材を漬ける方法をご紹介します。
「思ってたのと違う…捨ててしまおうかな」と思った際は、捨てる前にぜひ一度、試してみてください。
長年かけてぬか床を育てることで、「美味しくなってきた」という意見もありますよ。
初めにやっておきたいこと
無印のぬか床は「ビール酵母」によってできているため、使い始めは独特の「風味」や「酸味」が強いと言われています。
ぬか床を開封したら、一番初めは「捨て漬け」といって、キャベツの外葉や芯、傷みかけた葉などの野菜くずを入れてみましょう。
こうすることで、ぬか床独自の風味が和らぎます。
また、二回目は少量の野菜を漬けてみてください。
ぬか床を毎日しっかりかき混ぜることもおすすめします。
毎日かき混ぜることで空気が入るので、長く、繰り返し使えるようになります。
基本的に「賞味期限」は無いですが、美味しく漬けられる状態に保つように整えるのがポイントです。
二回目以降は美味しいお漬物を味わえますよ。
しょっぱいとき
漬ける時間の目安よりも、短めに漬けてみましょう。
とはいえ、数時間だと味がつかないこともありますので、様子を見ながら味見するのがおすすめです。
特に「購入してすぐ」の場合は、ぬかの味自体が濃いので、いろんな食材をつけていると食材から水分がでて、自然と味が薄くなっていきますよ。
繰り返し使っているうちに水っぽくなってしまったら、補充用のぬか床を加えたり、水分をキッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
ぬか床の中に清潔なキッチンペーパーを入れて、水分を吸い取ればOKです。
ぬか床の固さの目安は、「味噌程度」と言われていますので、加減しながら様子を見てください。
すっぱいとき
◆卵一つ分の殻を用意し、薄皮を取り除いておきます。
◆取り除いたら、殻を細かく砕きます。
◆細かく砕いた殻を、ぬか床に入れて2~3日放置します。
上記のやり方で行う際は、卵の殻を75℃以上で一分以上湯通しすると良いでしょう。
卵の殻には、「サルモネラ菌」という食中毒の原因になる菌が付いている可能性がありますので、下準備はしっかりと行いましょう。
また、食材を何も漬けずに数日間放置することで酸味を軽減できることもあります。
かき混ぜる作業は続けながら、様子を見て食材を漬けてみましょう。
漬けるのにおすすめの食材
◆卵
⇒しょっぱくなりすぎてしまったら、卵サラダにするのもおすすめです。
しっかり味がしみこむと、良いお酒のおつまみにもなりますよ。
◆モッツァレラチーズやさけるチーズ
⇒漬ける前にキッチンペーパーで水気を取り除いておくと良いです。
半日程度ぬか床にいれて取り出して、ぬかを取り除けば完成です。
塩気や風味が増すので、高級チーズを食べているかのような感覚で楽しめますよ。
◆アボカド
⇒2日程度漬けるとぬかの味がしっかりと染み込んで、日本酒などのお酒にぴったりのおつまみになります。
※食材によって漬ける時間を調整しながら行ってみてくださいね。
漬物は、自分で味の濃さを変えられるのも楽しいですよね。
もともと塩気があるものですとしょっぱくなりすぎてしまいがちなので、塩気が無い物は漬けやすいです。
使い方や容器・賞味期限について
無印のぬか床・賞味期限は未開封の状態で製造から210日になっています。7ヶ月ですね。
開封後はお早めに、と記載されています。
無印ぬか床の使い方
使い方はすごく簡単です。
1・野菜を洗って切る
2・ぬか床の袋にそのまま入れて冷蔵庫へ
・・以上。簡単ですね。
毎日かき混ぜたりしなくて良いというのが特徴です。
ぬか床というと、毎日かき混ぜて手をかけてあげるもの、というイメージがありますが、無印のぬか床は「1週間に1回程度はかき混ぜてください」と書かれているように手間いらずです。
補充用が店舗にないときは「みたけ」を使おう

最近では人気が落ち着いてきて、「手に入りやすくなってきている」と言われていますが、ぬか床をきらしてしまったら、製造元が同じ「みたけの発酵ぬかどこ1㎏」を購入すると良いでしょう。
補充用のぬか床をきらした時に、他社製品のぬか床やいりぬかを入れるのはNGです。
みたけ食品のぬか床は、楽天やAmazonなどで購入できますので、チェックしてみてくださいね。
ちなみに、無印良品にはない燻製風味のぬか漬けも作ることができる、「燻製麦ぬか床」というものもあります。
スモーク風味に漬けられるので、また違った風味を楽しめますよ。
漬けた後は、袋から取り出し、丁寧に食材に付着した物を取り除いた方が美味しく食べられます。
「違う味も試してみたい」という方は、ダブル使いも良いですね。
袋をしっかり閉じておけば、「冷蔵庫の中が臭くなることもない」と評判ですよ。
まとめ

今回は、「無印のぬか床を使って美味しく食材を漬ける方法」をご紹介しました。
ご家庭で気軽に楽しめるぬか床ですが、以下の点に注意してみてください。
◆使い始めは余ったキャベツの芯などを使い、「捨て漬け」を何回か繰り返す
◆できれば毎日、なるべくかき混ぜるようにする
◆漬ける際は、食材によって漬け時間を調整し、味見をしながら様子を見る
◆補充の際は、他社製品のぬか床を入れないようにする
※開封直後は特に酸味や独特の風味が強いので、「捨て漬け」することをおすすめします。
ぬか床の「塩味」や「酸味」が強くなった場合は、根気よく水分の多い食材を漬けたり、卵の殻を入れるなどして、自分好みのぬか床を育てていきましょう。
塩分が入っている食材はしょっぱくなりやすいので、注意してくださいね。
もともと塩味が少ないものであれば、長めに漬けても美味しく食べられますが、味を見ながら調整してみてください。
また、他社製品のぬか床は補充せず、同じものか「みたけ食品」のぬか床を使用することをおすすめします。
「漬けてみたけど美味しくない…」と感じている方は、ぬか床の様子を見ながら、状態に合った対処方法を試してみてくださいね。
お気に入りの漬物が見つかったら、お家での飲み会も楽しくなりますね!