騒音について管理会社から急に手紙がきたらびっくりしますよね。
でも焦らないでください!
管理会社からの手紙の大半は、全戸に投函されています!
なぜかというと、いきなり個人に警告文を送るとトラブルに発展する可能性が高いからです。
しかしほっとするのも少し待ってください!
もしかしたら普段の生活音が騒音になっている可能性もあります。
そこで今回は、手紙や直接騒音の苦情がきたときの対処法や、どこからが騒音なのか、騒音の対処法などについて、詳しくみていきます!
管理会社から手紙で警告文がきたらどうする?
上でもお話ししたように、管理会社からの手紙の大半は全戸に投函されています。
理由など詳しくみていきましょう。
騒音のもとが特定できていない可能性がある
最初に管理会社に苦情が来た段階では、「おそらく自分の部屋の上の人(または横の人)だと思うんですが・・」というような不確かな場合が多いです。
もし「ここだ!」と断定して投函したとしても、別の部屋が騒音の原因の可能性もあります。
そうすると、投函された部屋の住人が自分の部屋だけと知ると「何もしていないのになぜ自分だけなんだ!」と嫌な思いをするかもしれませんし、それが嫌がらせや関係悪化など新たなトラブルにつながることもあります。
そのため、原因が不確かな場合は全戸に投函する場合が多いです。
騒音を出しているという自覚がない場合が多い
騒音被害の大きな理由の一つは、生活スタイルの違いです。
早朝に起きて早く寝る人や一般的な会社員、夜勤のある仕事など生活スタイルは人により大きく違います。
そのため、普通に生活しているだけでも下の階の人は寝ていることもあり、それが騒音被害に繋がることもあります。
まずは全戸に注意喚起し、それでも改善がなく原因が特定できている時には特定の部屋に警告文を送ることになります。
自分への警告文ではないかも?
今までお話ししたような理由で、全戸に警告文が投函されている可能性を考えると、管理会社からの警告文は直接自分宛ではない可能性があります。
そのため、警告文がきてすぐに焦って過敏になる必要はないでしょう。
しかし、誰かが騒音被害を訴えていることには違いないです。
そのため、この機会に今までの生活を一度見直してみるのもいいかもしれませんね。
住人から直接クレームを言われたらどうする?
では直接クレームを言われた場合はどうでしょうか。
直接のクレームは、適切に対応しないとトラブルが大きくなる可能性があります!
クレームを言われるということは、それまでに相手は長い期間騒音被害を我慢している可能性があります。
そのため、クレームを言いにきた時点ですでに我慢の限界だったと考えたほうがいいです。
なのでこちらは、まず落ち着いて話を聞きましょう。
詳しく騒音被害の詳細を聞き、場合によっては謝罪も必要かもしれません。
これからも毎日同じ環境で生活していく住人です。
一緒に考えて対策を考えていきましょう。
どこからが騒音?自分の生活をチェック
生活する上で出る音はどれも騒音となる可能性があります。
騒音の種類は大きく分けて以下の5つです。
- 音響機器
- 家庭用機器
- 設備や構造による音
- 行動に伴う音
- その他
対策も含め、詳しくみていきましょう!
①音響機器
- ピアノなどの楽器
- スピーカー
- テレビ
騒音と聞いて最初に思い浮かぶのはこれらの音響機器ではないでしょうか。
ただ、これらはわかりやすい分、音量には気をつけたり窓を閉めて使用したり、みなさん対策はされていると思います。
しかし住宅の構造上、壁の薄さなどによりどうしても音が響いてしまう場合もあります。
そういった場合はイヤホン・ヘッドホンを使用するか、吸音材と言われる音を吸収する素材のものを壁や窓に取り付けることも検討しましょう。
②家庭用機器
- 掃除機
- 洗濯機
これらが代表的でしょうか。
掃除機や洗濯機は使用する時間を気にしますよね。
新しい製品は静音性の高い製品多くラインナップされています。
使用する時間などを考慮しても改善されない場合は買い替えも検討しましょう。
③設備や構造による音
- 空調の室外機
- エコキュートのファン
これらは近隣住民からのクレームの原因となりやすい項目となります。
設置場所を工夫したり、防音壁やシートを使用するなどの対策が必要になります。
④行動に伴う音
- 話し声
- 足音
- ドアの開閉音
カーペットや吸音材を使用したり、ドアの開閉の音を軽減できるようにクッションを使用するなどの対策がおすすめです。
⑤その他
- 自動車やバイク
- ペット
自動車やバイクの長時間のエンジン音は長時間エンジンをつけたままにしないことに限ります。
ペットによる騒音は壁や床に吸音材を使用したり、カーテンを変えることがおすすめです。
無視したら警察を呼ばれる恐れはある?
騒音被害を無視したら警察を呼ばれる可能性が大いにあります。
そしてそのまま放置していると大変なことに発展する場合もあります。
詳しくみていきましょう
騒音被害を警察が対応することはよくあること
正確には無視するしないかかわらず、騒音被害を警察に対応してもらうことは多いです。
騒音があるその場で警察に相談した場合、警察は該当のマンションまで出向き、直接注意をしてくれます。
この時点では警告をしにきただけですので警察に強制力はなく、単なる注意喚起となります。
できることなら、この時点で騒音となる原因の除去、対策をしておきましょう。
それでも改善がなければ大変なことになります。
被害届を出される可能性がある
管理会社や警察からの警告を無視し、それでも騒音が改善しない場合は、被害届を提出される可能性があります。
騒音被害が刑事事件に発展することはほぼありませんが、迷惑防止条例に違反すると認定されるかもしれません。
過去には、改善のない騒音被害が裁判に発展し、退去と数十万円の罰金の判決が出た例もあります。
これらのことから、騒音被害の警告がきた場合は早急に改善するのをお勧めします。
子供がいる場合の騒音対策
子供の足音や声などは、騒音被害としてよく上がる原因ですよね。
そんな子供がいる場合の騒音対策は以下の4つです。
- 吸音材を使用を検討する
- 生活習慣の改善
- 近隣住民との良好な関係構築
- 引越しする
さっそく詳しくみていきましょう!
①吸音材の使用を検討する
壁や床に使用するものなどいろいろな種類があります。
ネットショップで安価で手に入るものもありますし、ホームセンターで売っているジョイントマットなども効果的です。
最近はカーペットやカーテンに遮音機能が付いているものもあります。
比較的簡単に手に入るものが多いので、是非一度探してみてくださいね。
②生活習慣の改善
夜間静かになると、どうしても子供が騒いでいる音が響きやすくなりますよね。
共働きで子供の就寝時間も長くなる傾向にある現在。
子供も生活習慣も騒音被害に大きく関係しています。
生活習慣の改善には、昼間に公園などで十分遊ばせるもの手です。
子供のストレス発散になりますし、こっちも気分転換になりますよ。
生活習慣も、ぜひ可能な範囲で見直してみてください。
③近隣住民との良好な関係構築
昔はご近所付き合いは当たり前で「子供は地域で育てるもの」と言われていたり、地域の方とは密接な関係でした。
しかし現在、どんどん近隣住民との関係が希薄化してきています。
そういったこともご近所トラブルの大きな原因の一つです。
知り合いの家族の子供や親戚の子だったら、少しうるさくても元気に遊んでいるんだな、と我慢できることもありますよね。
それでもあまりにうるさいと騒音の苦情を言われることはあるかもしれませんが、良好な関係を築いているとお互い穏便に済ませることができますよね。
そういった理由から、日頃から近隣の方とは良好な関係を築いておくこともお勧めします。
④引越しする
「そんな細かい対策ばかりしてられない!」「いろいろな対策をしてもクレームが止まない。」「もうこの環境が嫌だ!」
という方は引っ越してしまうのを一つの手です。
新しい家で心機一転、過ごせますね。
一軒家に住み替えたり1階に住んだり、防音性能を意識して家を選ぶのもいいかもしれませんね。
騒音で苦情がきた時は落ち着いて対応を!
どうだったでしょうか。
今までお話ししてきたように、騒音で苦情がきた時は、焦らずまずは落ち着いて対応しましょう。
その上で、必要であれば防音対策を行い、お互い心地よく生活できるようにしたいですね。
ぜひ今回の記事を参考に、自宅の防音についても一度考えてみてくださいね。