ぬか床は冷蔵庫で保管していても混ぜずにずっと放置していると腐ってしまいますよ。
腐るとカビが生えてしまいます。
でもカビの種類によっては混ぜてしまえば大丈夫な場合もあるんです。
腐ったと思って捨ててしまう前にそのぬか床が本当に腐っているのか一緒に確認してみましょう。
もしかしたら捨てずにすむかもしれませんよ。
ぬか床は腐るとどうなる?見分け方は?
ぬか床が腐るとカビが生えます。
ただし、白いふわふわしたカビなら混ぜてしまえば問題ありません。
そうすることでむしろ良いぬか床へと成長するんですよ。
気になる場合はその部分だけ取り除くことをおすすめします。
危険なのは赤や緑、黒など色のついたカビです。
そんなカビが生えてしまったら残念ですが廃棄して新しいぬか床を作り直しましょう。
カビが生えたまま放置するとひどい臭いがして虫がわいてしまう場合もあるので、そうなる前に捨てないと大変なことになっちゃいますよ。
ぬか床の表面に白い膜がはることがあります。
そうなると腐っていると勘違いする人が多いですが、実は腐ってないんですよ。
白い膜はカビではなく酵母菌なのでこちらも混ぜてしまえば問題ありません。
ただ変な臭いがしたら白い部分は取り除くようにしてくださいね。
腐ったぬか床で漬けたぬか漬けは表面がヌメっていたり異臭がしたり、口に入れると酸っぱく下がピリピリするこたがあります。
その場合はもったいないですが食べずに捨てるようにしてくださいね。
ぬか床が腐る原因は何?冷蔵庫でも腐るの?
ぬか床が腐る原因は『混ぜる』と『漬ける』を怠ることです。
ぬか床は生き物ってよく聞きませんか?
その言葉の通りぬか床は放置していると発酵が進んでダメになってしまいます。
腐ってしまったら生き返らせることは不可能になってしまいます。
そうならないように毎日上下が入れ替わるように混ぜてあげてくださいね。
冬場は1日1回程度でいいですが夏場は暑さで発酵が進みます。
暖かくなってきたら1日2〜3回は混ぜるようにしましょう。
夏場は冷蔵庫で保管しておけば外に出しておくより腐るリスクは低くなりますが、それでもきちんとお手入れしてあげないと腐ってしまいます。
冷蔵庫に入れてあるからと言って安心しないで、ちゃんと混ぜるようにしてくださいね。
漬けた野菜を出し入れするのも大切です。
お野菜の値段が高くてなかなか漬けられないなんて時はクズ野菜などを漬けてぬか床の状態を保つようにするといいですよ。
ぬか床は水分と塩分のバランスが大切です。
野菜を漬けると水が出るので余計な水分は取り除くようにしてくだいね。
旅行などで数日間ぬか床を混ぜられない時は漬けてある野菜を取り出し、ぬか床の表面に塩を振っておくといいですよ。
腐敗臭・腐ったような臭いがするときは?
ぬか床はもとから独特の臭いがしますよね。
苦手な方もいるかもしれませんが、ぬか床のあの臭いは健康なぬか床の証です。
腐ったぬか床からは腐敗臭やときにはシンナーのような臭いがすることがあるんです。
あまりに酷い臭いがするなら腐っている可能性が高いですが、少し臭いが気になる程度なら改善方法があります。
まずは余計な水分を取り除き、塩を足してあげましょう。
唐辛子や山椒の実、辛子粉などの刺激の強いものを混ぜると臭いが軽減します。
そして涼しい場所で保管することが大切です。
変な臭いがしてきたら冷蔵庫に避難させるといいですよ。
ぬか床を一度冷凍してから自然解凍するのも臭い軽減に繋がります。
臭いのレベルに合わせていろいろと試してみてくださいね。
腐ったぬか床の捨て方
腐ったぬか床は生ゴミとしてすてましょう。
カビが生えてしまっていたら触るのもイヤだし異臭もするのでビニール袋に入れてしっかり口を結んで捨てるようにしましょうね。
気になる場合はビニール袋を何重かにするといいですよ。
あとは他のゴミと一緒に燃やせるゴミとして出せばいいだけ。
ゴミに出さずに排水溝に流すのは絶対にダメです!
ぬかは水に溶けません。
排水溝に流してしまうと詰まってしまう可能性大なんです。
ゴミとして出せばいいだけなので、何があっても流したりしないでくださね。
また腐ったぬか床には虫がわいてしまうこともあるんです。
もうダメだなと思ったら早めに捨てるようにしてくださいね。
まとめ
ぬか床は生きています。
なるべく毎日混ぜてあげるようにしてくださいね。
余計な水分は取り除き、塩分を調整して涼しい場所で保管しましょう。
暑い時期には冷蔵庫に入れておくのもオススメです。
カビさせてしまった場合でも白いカビならまだ大丈夫ですよ。
変な臭いがしても改善できます。
それでもダメにしてしまった場合は生ゴミとして捨ててくださいね。
きちんとお手入れすればぬか床は長生きします。
健康なぬか床で季節のお野菜を漬けてみてくださいね。