おでんの出汁が酸っぱいと感じたら食べてはダメですよ。
腐ってしまっている可能性があります。
また、おでんは翌日でも腐ったりするのです。
出汁が染みてて心も温まる美味しいおでん。
日持ちしそうなイメージですよね。
ここでは
- おでんの出汁が翌日には酸っぱい理由と原因
- 夏でもないのにおでんが一晩で腐る
- 酸っぱいおでんを食べてしまったら
などをご説明していきます。
おでんの出汁が翌日には酸っぱい・・なぜ?原因は?
おでんの出汁が翌日には酸っぱいのは酸化している、つまり腐っているかもしれません。
おでんには水分量が多い食材や、細菌の栄養源となるタンパク質を多く含む食材がたくさん入っているのです。
食材には様々な細菌が付着していますので保存方法によっては細菌が繁殖し、たった1日でも腐ってしまいます。
おでんは日持ちしそうなイメージですが、食材や保存方法によっては腐りやすいので注意しましょう。
おでんの中でも特に腐りやすい食材は
- じゃがいも
- ちくわぶ
- 餅巾着
- 豆腐製品
で、これらは早めに食べることをおすすめします。
夏でもないのにおでんが一晩で腐るとかある?
腐りますよ。
細菌は20度から35度のくらいのときに繁殖し、またおでんのように水分量が多い環境はより繁殖しやすいのです。
そのため冬場でも暖房がきいた部屋などで常温保存した場合は腐る可能性が十分にあるといえます。
5度以下の部屋で直射日光が当たらない場所に保存した場合は1日から2日でしたらそのまま保存しても大丈夫でしょう。
ただし!1日に必ず1回はおでんに火を通すことが重要です。
細菌は75度以上で1分以上加熱すると死滅するといわれています。
温める程度ではなくグツグツさせることがポイントですよ。
もっと長く保存したい場合は冷蔵保存しましょう。
余熱をとったら具材と出汁を分けて保存し、1日1回必ず鍋にうつして75度以上でグツグツと火を通してください。
1日1回火を通すことで1週間ほど冷蔵保存が可能になります。
食べる前にも必ず鍋にうつして火を通してくださいね。
加熱する度に蒸発してどんどん出汁が少なくなってきますので、味をみながら出汁を継ぎ足します。
もし1日1回火を通すことができない場合は3日間ほどで食べきりましょう。
酸っぱいおでんを食べてしまったときは?

少しでも体調に違和感を感じたら病院にいくことをおすすめします。
診察の際には腐ったおでんを食べてしまったと伝えると対処がスムーズになりますよ。
一度腐ってしまったおでんは熱を加えても変わりません。
細菌の中には熱に強いセレウス菌やウェルシュ菌も存在します。
この2つの細菌はある程度繁殖しなければ食中毒を引き起こしませんが、1度繁殖し環境が適しているとあっという間に増殖してしまうのです。
特に大量に作るおでんやカレー、シチューなどの煮込み料理で繁殖する可能性が高いので注意してください。
梅干しやシソを食べると解毒作用を期待できると聞きますが、手遅れになると食中毒が重症化する危険性がありますので少しでも体調に違和感を感じたら病院にいきましょう。
まとめ
おでんが酸っぱいと感じたらそれは腐っている可能性があります。
おでんは水分量が多く、タンパク質も豊富で細菌が繁殖しやすいのです。
そのため冬場でも腐りやすく、5度以下で直射日光が当たらない場所に保存したとしても1日か2日しかもたないので注意しましょう。
冷蔵保存する場合は具材と出汁を分けて、約1週間の保存が可能ですよ。
しかし常温保存でも冷蔵保存でも忘れてはならないのが1日1回の火入れです。
必ず火入れをして細菌を死滅させてください。
酸っぱいおでんを食べて、少しでも体調に違和感を感じたらすぐ病院にいきましょう。
出汁が染みてて美味しいおでん、安全に食べるためにぜひ参考にしてみてくださいね。