有給休暇を使って休むとき、理由の書き方で迷いませんか?
有休理由を書く時は、正直に理由を書くのがベストです!
「旅行のため」「リフレッシュのため」「通院のため」とかですね。
企業によっては詳細に書くと、申請書の受理を拒否するところもあるので、先輩や上司、担当部署へ書き方の確認をする必要もあります。
今回は、
・旅行や家事都合の理由の書き方
・病気や体調不良の理由の書き方
・病院や歯医者の理由の書き方
・私用や子供の世話は理由としてダメなの?
・言いたくない時は言わなくてもいい?
について例文と併せてお話ししたいと思います。
有給理由の書き方と例文「旅行・家事都合」

旅行や家事都合のために申請を出すとき、理由はどうやって書いてますか?
人によっては「旅行に行きます!」って言える方もいますが、そうじゃない人も少なからずいますよね。
私もそうです。
フィギアスケートのチケットが当たって、地方遠征になるので有給休暇を使ったんですが、言いにくかったですね。
書類上は「私用のため」と書いて、上司には「この期間●●県に行っているので、緊急事態の時はすぐに戻れません」ってお話しをしました。
でも、休暇取得理由は素直に書くのが一番!
旅行
書き方の例
「家族旅行のため、有給休暇を申請します」
「リフレッシュのため、申請します」
「私用(旅行)のため、有給休暇を取得します」
「私用のため、有給休暇申請いたします」
「旅行」というワードをどうしても使いたくないときは『リフレッシュ』『私用のため』がいいと思います。
ただし、海外旅行の場合は上司の方には伝えたほうがいいですね。
緊急連絡時に海外だと、連絡が繋がらないこともありえます。
心配をかけさせないためにも、言っておく方がいいです。
家事都合
家事都合は簡単に言うと「家庭の事情のため」って意味ですね。
書き方の例
「家事都合のため、有給休暇を申請します」
ストレートに書いてしまって大丈夫です。
冠婚葬祭/子供の学校行事/役所の手続き/家の修理や点検/家族旅行
諸々含んで、『家事都合』になります。
(※企業によって「冠婚葬祭」は、慶弔休暇扱いになり、休暇の種類が変わります。)
参考にしてみてくださいね。
有給理由の書き方「病気、体調不良」

病気や体調不良の時、どのくらい詳細に書く必要があると思いますか?
症状が比較的軽くて、1~3日くらいで復帰できるようだったら『体調不良のため』でいいです。
インフルエンザやノロウィルスの場合
インフルエンザみたいな、感染力が高い季節性の病気ってありますよね。
書き方例としては
「インフルエンザによる体調不良のため」
「インフルエンザのため」
「インフルエンザによる、ドクターストップのため」
という感じですね。
私は「溶連菌」というものに感染しやすく、過去に何度もかかっています。
(インフルエンザとかは、罹らないのに…)
これは、発熱している期間中に感染しやすくなります。
そのため、発熱している間は出勤を控えてくれと医師に言われます。
この時に会社に提出した理由は
「溶連菌による、出勤停止(医師判断)のため」
です。
病気も同様に書けばいいと思いますよ。
有給理由の書き方「病院・歯医者」

通院や、手術で長く休むっていうときの書き方です。
書き方の例
「通院のため」
「私用のため(通院)」
「手術による入院のため」
手術の場合は、「●月●日退院」「●月●日復職予定」とかも一緒に書くと丁寧だと思います。
私は、社会人になってから目の手術をしたことがあります。
その時の書き方をご紹介しますね。
「私用のため(検査・通院のため)」
「●●の手術のため」(※入院から自宅療養期間を含めての書き方です。)
という感じです。
まず上司に相談をして、書き方を聞いたところ、上司が人事に確認をしてくれた書き方です。
「通院のため」だと、申請書の受理を拒否する企業もあります。
友人の職場がそうみたいで、通院でも「私用のため」と書いていると言っていました。
有給休暇の申請について、詳細に理由を書くことを推奨していない企業もあるんですね。
有給の理由に私用や子供の世話ってダメなの?

「私用」や「子供の世話」が理由だと、申請が許可されないんじゃないかって心配な方はいますか?
結論から言うと、ダメじゃないです。
労働基準法上では、有給休暇をとるのに理由の記載が必要条件とはなっていないからです。
理由がなくても権利として有給休暇がとれるということは、「私用」や「子供の世話」という理由付きでもとれます。
ただ、さっきもお話ししたように、詳細に理由を書くと申請書の受領拒否のパターンがありますよね。
(正直、理由がなんであれ受理をしてくれないというのは、ブラックなんじゃないかと不安になりますが…。)
そういう時は「私用のため」「家事都合のため」と簡単に書くだけでいいと、思ってみましょう。
言いたくない時は言わなくていい?

休む理由によっては、言いたくないこともありますよね。
さっきもお話ししたように有給休暇の取得理由は、必ず言わなければいけないと法律で定められているわけではありません。
なので、『法律上は言わなくてもいい』です。
「じゃあ、何のために理由を聞かれるの?」って思いますよね。
それは『時季変更権』に関係しています。
時季変更権
時季変更権とは
『休暇を取得することによって、通常の業務が行えなくなる場合に、日程をずらすことを要請できる』
事業者(会社)側の権利です。
申請のたびに申請理由もセットで書いている理由は、こういう事情からきています。
この権利は、有給休暇の取得拒否が目的ではなく時期の変更を要請するものです。
正直、理由を言いたくないし、言わなくてもいいんですが、会社にも権利があったうえで申請理由を聞いています。
言いたくないとは思いますが「私用のため」とでも書いて、サクッと終わらせるほうがいいと思いますよ。
有給休暇の書き方について、いろいろとお話しをしてきました。
有給休暇の理由は、素直に書く方がいいです。
ただし、企業によっては詳細に書くことを推奨していない場合もあります。
マニュアルや申請ルールを読んでみたり、先輩や上司、担当部署に確認してみてくださいね。
有給休暇を申請するときのお役に立てたら嬉しいです。
お読みいただき、ありがとうございました!