部屋の温度を下げる方法として簡単にできるのは扇風機(サーキュレーターでも可)+水を入れて凍らせたペットボトル
もう1つは原始的ですが濡らしたバスタオルを振り回す。これは気化熱を利用して部屋の温度を下げます。
この記事では、扇風機とペットボトルの組み合わせで部屋の温度を下げる効果を最大限に出すためのポイントや注意点。なぜ「部屋の温度」だけじゃなく「湿度」も下がるのか。
他にも夜にエアコン以外で涼しく寝るための工夫などを紹介していきます。
部屋の温度の下げる方法 定番はペットボトルと扇風機

水を入れて凍らせたペットボトルを数本用意し、後ろから扇風機で風を送ることで部屋の温度を下げることができます。
また、部屋の湿度を下げることも可能です。
部屋のムシムシした空気を冷えたペットボトルに向かって送ることで急激に温度が下がり、空気中の水蒸気がペットボトル表面に水滴となって集まります。
結果、部屋の湿度が下がるというわけです。
蒸し暑くじめじめ熱のこもった部屋を涼しく快適に過ごすにはこの方法が向いています。
ペットボトルを机や床に直接おいておくと、水滴が垂れてべちゃべちゃになってしまうので、受け皿になるものを用意するとよいでしょう。
バットにタオルを敷き、その上にペットボトルを立てる方法がおススメです。
ペットボトルが無い方は保冷材などでも多少効果がありますので実践してみてください。
また扇風機の後ろに置くことでも効果は得られますが、扇風機に近い位置に置かなければいけないため、水がかかると故障の原因にもなり、危険ですのであまりお勧めはしません。
部屋の温度を下げるのに濡れタオル?

部屋の温度を下げる方法の一つに「濡れタオルを振り回す」という原始的な方法があります。
これには『気化熱』が関係しており、濡れタオルを振り回すことでタオルの水分が気化して部屋が涼しくなるというもの。
短時間で効果を得たい場合はこの方法を実践してみてくださいね。
そんな体を動かしてまでやりたくないという方は、先ほどのペットボトルと同様に扇風機を用いるとよいです。
扇風機の手前に20cmほど離れた斜め上35~45度のところに濡れタオルを吊り下げておくと部屋を涼しくすることができます。
また部屋の温度を下げる前に、窓を開けて換気しましょう。
このとき、全ての窓を開けるのではなく、部屋の対角線上に位置する2か所の窓を開けるようにしましょう。
風の通り道ができ、効率的に部屋の空気を入れ替えられます。
なるべく日光がダイレクトに差し込みやすい南向きは避けると良いでしょう。
また、マンションやアパート住みの一か所しか窓がない方は、玄関のドアを開けましょう。
防犯面で不安を感じる方は、ドアチェーンを付けたままストッパーを立てて少し扉を開けておくだけで良いです。
それでも上手く換気できない方は、換気扇を動かすようにしましょう。
部屋の温度を下げる方法【夜におすすめ】

ここでも扇風機が活躍します。
熱帯夜は、ムシムシとしていてなかなか寝付けないこともありますよね。
快適に過ごすために注目すべきは『体感温度』です。
体感温度は、ただ温度が低ければいいというものでもなく、湿度や風量等によっても変わってきます。
温度や湿度が同じであっても、風があるだけで涼しく感じることができます。
そこで登場するのが扇風機というわけですね。
扇風機を回すときは自分に向けるのではなく、部屋の上方に向けて風を送るようにしましょう。
暖かい空気が冷やされて下方に流れ...という風に空気をぐるぐる循環させることで体感温度が低くなります。
弱風で十分循環させることができるので光熱費も抑えられます。
また、扇風機は足元の邪魔にならない位置に置きましょう。
寝相の悪い方などは、寝ている間に蹴飛ばしてしまわない程度に少し離して置いておくと良いです。
朝までつけっぱなしということが無いようにしっかりタイマーを設定しておきましょう。
がりの方は就寝アイテムに接触冷感のものを取り入れるといいですね。
それだけで体感温度が低くなり、部屋の温度も下げられるのでおススメです。
家の中の温度を下げる工夫

日中家を空ける際にはカーテンを閉め、直射日光が部屋に差し込まないようにしましょう。
しかし、家の中からいくら対策をしてもなかなか入ってきてしまった熱を放出するのは困難です。
ここで、重要なのはベランダ等の家の外から対策をすることです。
外内両方から対策することで絶大な効果が見られるようになります。
それぞれで対策できることをご紹介します。
1.家の中
ブラインドや遮光カーテンをつけることで、「直射日光」+「窓からの熱」をカットして部屋の温度上昇を防ぐことができます。
インテリアの色にも目を向けるようにしましょう。
布団のシーツ、クッション・枕カバー等のファブリックや、新しくおこうと思っているインテリアに寒色系のものを取り入れましょう。
視覚から涼しそうな印象を受け、エフェクティブに体感温度を下げることができます。
また、コストはかかりますが、二重窓にすることで暑さも寒さも対策できるのでとても便利です。
2.家の外
外付けブラインドやサンシェードをつけると、高い遮光・遮熱効果が得られるため、窓そのものが熱を帯びにくくなります。
ただ、コストが高いためあまり普及率は良くありません。
もっとお手軽に暑い夏を快適に過ごしたいなら、すだれやよしず、緑のカーテンなどを利用するとよいでしょう。
また、すだれやよしずに水をかけるとより涼しく感じることができます。
一軒家の方は家の外壁に打ち水をするのもよいでしょう。
サッシや網戸等熱が帯びやすいところに、霧吹きで水を数回吹きかけておくだけでも入ってくる風が涼しく感じられますよ。
また、ペパーミントの香りがするスプレーを用いるだけで体感温度が4度下がるため、清涼感が得られるのでおススメです。
まとめ

いかがでしたか?
・水を入れて凍らせたペットボトルや保冷剤に扇風機で風を送ることで部屋の温度を下げることができること。
・濡れタオルの気化熱によって涼しさが感じられること。
・部屋を涼しくしようとする前にしっかり換気をすること。
・就寝時は足元で扇風機を回し、接触冷感グッズを用いること。
・涼しさを感じるためにはただ温度が低ければいいという問題ではなく、『体感温度』が重要であること。
・家の温度調整は内外両方からすること。等
節電しつつ、ジメジメした暑い夏を乗り越えるための様々な方法をご紹介しました。
光熱費を節約したいからと言ってエアコンも扇風機もつけずに暑さを我慢することだけは絶対にしないでください。
熱中症になっては元も子もないので、節約しつつ快適に夏を過ごすようにしてくださいね。