再配達の期限は、基本的に初回配達日を含めて8日、クール便に関しては4日です。
でも、100%ではないにしろ、期限を過ぎても荷物は受け取れます。また無料ではありませんが、長期不在のときに転送してもらうこともできます。
今回はそんなときのための事前の対策や対処方法について詳しくご紹介しますね。
佐川急便の再配達って期限は何日後まで?

佐川急便では、初回配達時に不在の場合、営業所で荷物を保管してくれるのは原則として初回配達日を含む8日間です。
ただし、クール便に関しては4日間となっています。
この原則は、けっこう厳格です。
というのは、たとえ保管期間を過ぎて営業所に荷物が保管された状態でも、引き渡してもらえない場合があるからです。
保管期限を過ぎた荷物は、送り主の指示に基づいて処分される、とされています。
以上は、『佐川急便の営業所受取サービス利用規約』に基づいての情報です。
保管期限が切れたらどうなる

それでは、保管期限が過ぎた荷物は具体的にどうなってしまうのでしょうか。
『佐川急便の営業所受取サービス利用規約』にある、「保管期限が過ぎた荷物は、たとえ営業所にあったとしても引き渡してもらえない」というのはちょっと厳しすぎる感じがしますよね。
確かに保管期限が切れた荷物は、原則として送り主に返送されます。
でも、返送前に1度は連絡が入りますので安心しましょう。
また、実際は期限後でも返送されていない状態のときに連絡を入れれば再配達の依頼は可能なようです。
とはいえ、そうした猶予期間はせいぜい1日間。
それ以上になってしまえば営業所に残っている可能性は限りなく薄いと言わざるをえないでしょう。
保管期間切れに気づいたら、とにかく早めに営業所へ連絡を入れることが大切です。
また、不幸にして送り主に返送されてしまった場合、荷物を再発送してもらうには、たとえ送料無料で購入した商品でも、送料は受取人の負担になります。
また、ものによっては(傷みやすい食品などに多い)再発送を断られるケースもあるそうです。
長期不在で受け取れないときは転送可能か
佐川急便には、そもそも転送サービスというものがありません。
この点は、転送サービスを行っているクロネコヤマトやゆうパックとの違いとして認識しておく必要があります。
ただ、サービスとして行われていないだけで、全く返送に対応してもらえないわけではありません。
返送してもらうには、不在票を投函した営業所に直接連絡すれば可能な場合があります。
この場合の注意は、その営業所のエリア外への配達の場合、別途転送先までの料金がかかるということです。
要するに、「転送はサービスではないので、都度別料金になる」ということですね。
【注意】送り状に「転送不要」との表示がある場合、転送に関しての連絡は受取人からではなく、送り主から行う必要があります。
営業所に直接受け取りに行くのは可能?

営業所での受け取りは可能です。
その際、佐川急便の営業所検索などで、受取希望の営業所の「お荷物の受取可能時間」を確認しましょう。
荷物を受け取る際に必要なものは以下です。
・不在連絡票
・印鑑
・公的証明書(運転免許証・パスポート・学生証等)
営業所で荷物を受け取るには以下の方法があります。
・はじめから送り状で営業所受取を選択する
・不在連絡票のQRコードからの手続き
・スマートクラブからの手続き
【スマートクラブとは】
佐川急便の無料の会員サービスです。
登録しておくと、荷物が届く日時がメールで届きます。
また、配達日や受取場所の変更、再配達の依頼などがネットでできてとても便利です。
営業所で受け取る際の注意としては、指定の配達時間が過ぎてしまったからといって連絡なしで営業所にはいかないことです。
その理由は、配達中で荷物が営業所に荷物がない可能性があるからです。
ですので、荷物が今どこにあるかを送り状の番号で検索してみることなどが、はじめに必要なことになりますね。
遅い時間に受け取る方法もいくつかあるので、期限が切れないうちに受け取りましょう。
>>佐川急便の再配達時間は何時まで?当日受付時間と遅くに受け取る裏技
保管期間の延長はできるのか

保管期限の延長は可能です。
荷物の保管期間である配達初日を入れた8日間(クール便は4日間)の間に連絡を入れれば、最長で1週間の延長が可能です。
ただ、生鮮食品など鮮度の問題がかかわる品物などに関しては期間延長が難しい場合もあります。
延長期限切れになった荷物は送り主に返送されますが、返送前には受取人に最低1度の連絡が入ります。
なお、送り主に返送される場合の料金は、送り主が負担することになっています。
また、返送されたあとにもう一度送ってもらうには、さらにもう一度別途送料がかかります。
つまり、送り主・営業所・受取人とそれぞれに行ったり来たりするたびに別に料金が必要になるということです。
料金だけではなく、それに付随する時間も手間も、特に送り主さんにとっては相当な負担になってしまいます。
誰もが忙しい日常ですが、こうした事態はできる限り避けたいものですよね。