キズパワーパッド、新しい技術をつかった絆創膏ですが「やめどきはいつだろう?」とちょっと悩んでしまいますよね。
やめどきは、傷口部分のふくらみがだいぶ小さくなった時です。
この記事では、キズパワーパッドのやめどきについて詳しく紹介していきたいと思います。
さらに、火傷や切り傷など、そのほかにどのような傷に使えるのか、張り替える時期や仕組み、注意点などについても詳しく紹介していきます。
キズパワーパッドについてもっと知りたいな~と思ったら、読みすすめてみてくださいね。
キズパワーパッドのやめどきはいつ?
キズパワーパッドを傷口に貼り付けたあとは、しばらく様子をみてくださいね。
ふつうの絆創膏とちがうみたいだけど「やめどきはいつだろう?」と悩んでしまうかもしれません。
やめどきは、必要に応じて張り替えをしたあと、しばらくたっても傷口部分のふくらみがあまり目立たなくなったとき。
キズパワーパッドの傷口部分のふくらみが目立たない、つまり小さいということは、「傷が小さくなったよ、だいぶ治ったよ!」のサインだからなんです。
けがをして間もないときって、傷口がまだふさがっていないから、血がでていたり、透明の液体がでていたりしますよね。
時間の経過とともに、体のなかの小さい細胞たちが、傷口をなんとか元通りするために、必死になって治してくれているんです。
膨らまなくなったら?キズパワーパッドの仕組み
傷口部分が膨らまなくなったら、「傷が小さくなったよ、だいぶ治ったよ!」のサインなので、まず確認しましょう。
キズパワーパッドを剥がしてみて、まだちょっと心配だな~とおもう皮膚の状態なら、そのまま貼り付けておきます。
貼り付けておくことで、傷を治してくれる環境をたもつことができるからなんです。
しかし、キズパワーパッドの端が少しめくれてきたり、水分とかばい菌が中に入りそうな場合は、新しいものに貼り替えてくださいね。
傷口を密閉状態にして、なるべく貼り替えないほうが、早く傷をなおすことができるけど、感染症の原因になる水分とかばい菌が中に入り込んでしまったら、傷口が悪化してしまうかもしれないからです。
貼り替えるときは、傷を水洗いして清潔なガーゼなどで水分をふきとり、新しいキズパワーパッドをつかってください。
しばらく様子をみて、傷がだいぶ治ったのを確認できたら、もう貼り付けておく必要がないので、キズパワーパッドをはがしましょう。
キズパワーパッドの仕組み
キズパワーパッドとは、医療現場の技術をいかしたもので「キズの痛みをやわらげ、早くきれいに治すばんそうこう」と、公式サイトで記載されています。
特長は、痛みをやわらげる、早くなおす、キレイになおす、この3つです。
どんな仕組みかというと、モイストヒーリング、または湿潤療法というのを利用しています。
傷がなおる環境をたもちつづけること、つまり、傷口をつねに体液で湿っている状態にしておくことが、早くなおす秘訣なんですって。
体液があることで細胞が行き来できて、なめらかできれいな皮膚を再生することができるんです。
傷口の皮膚細胞って消毒するんじゃなくて、水洗いで大丈夫なんですよ。
消毒してしまうとかえって治りにくくなるためです。
さらに、キズパワーパッドを貼るとカサブタができないので、傷口がきれいになおります。
ふつう、怪我をしてどこか切るとカサブタができますよね。
じつは、そのカサブタが体液のとおり、細胞のとおりをふさいでしまうので、傷口がきれいになおらないのです。
いままでの絆創膏とは、仕組みがまったくちがいます。
傷口を保護するために貼るというのは同じだけど、傷をじょうずに治療するというのがキズパワーパッドの魅力ですね。
火傷や水ぶくれに使っても大丈夫?
軽度の火傷にはつかっても大丈夫ですが、水ぶくれの場合は注意しましょう。
火傷が軽度なら、患部を水などでよく冷やします。
キズパワーパッドを貼ることで、火傷によるヒリヒリとした感覚をへらしたり、湿った状態を保つことで傷のなおりを促進させるからです。
水ぶくれになるほどの火傷は、程度にもよりますが、経過観察をしてみてまよったら病院にいきましょう。
もし、1センチ弱くらいの水ぶくれで、ふつうの絆創膏でかくれるなら貼ることをおすすめします。
水ぶくれの破裂対策になるからです。
破裂しても、患部を水できれいにあらい、このときはキズパワーパッドを貼れば大丈夫です。
水ぶくれはそれ自体のなかに傷をなおす体液がはいっていて、自然に潤いをキープする状態がすでにつくられているのです。
キズパワーパッドを貼ることで、水ぶくれの状態を再現できるのです。
切り傷、靴擦れなど、キズパワーパッドが使える傷は?
キズパワーパッドが使える傷は、軽い傷、軽い火傷、あかぎれ、さかむけ、靴擦れなどです。
軽い傷は、傷の深さがあさくて平たんで、皮膚の表面上だけむけている状態のことです。
皮膚の表面がむけているので、早くきれいに治すときはつかってください。
軽い火傷は、広範囲でなくて水ぶくれができていない状態のことです。
水ぶくれといっても、ふつうの絆創膏でかくれる大きさなら貼り付けておけば破裂対策になるし、万が一破裂しても、そういう時こそキズパワーパッドの出番です。
あかぎれは、手の水分や油分そして栄養不足からおこるもので、しらぬまに指がひび割れて血出します。
ひび割れの傷の治療、かゆみや痛みも軽減してくれるのでおすすめします。
さかむけは、冬の乾燥した時期に水やお湯をつかうことがおおいとなりますね。
爪切りなどでむけた箇所だけカットすればよいのに、手ではがすのに失敗してさらにむけてしまうことも。
そのように、さかむけケアに失敗したらキズパワーパッドです。
靴擦れは、靴のサイズがあってない状態でなりますが、皮がむけたとき、または水ぶくれが破れた場合に、キズパワーパッドが役に立ちます。
キズパワーパッド靴擦れ用というのが販売されていますよ。
出血の多い傷、深さがある傷、重度の火傷の場合は、迷わず病院へ行きましょう。
こういう時は注意!キズパワーパッドの使用を中止した方がいい場面
このような時はキズパワーパッドの使用を注意しましょう。
・3歳未満、またはその年齢にちかい幼児
・糖尿病や血行障害で治療中のひと
・高齢者
・アレルギーやアトピーなど敏感肌のひと
3歳以上の幼児は使用できるけど、必ず保護者が様子をみながら使用してくださいね。
使用してもよいかわからない場合は、皮膚科の先生に相談すること、また、こどもがキズパワーパッドを誤飲しないように注意してください。
公式ホームぺージでは3歳以上の幼児は使用できる、と記載があります。
でも子供によって個人差があるし、ばんそうこうの誤飲やばんそうこうの粘着物質によるかぶれもあるかと思います。
十分注意しましょうね。
糖尿病や血行障害で治療中の場合は、病院の先生に相談してください。
糖尿病の人は、感染症にかかりやすく怪我をすると治りにくいってよくいいますよね。
ばい菌に対する抵抗力と免疫力が低く、皮膚を再生する力も低いそうです。
さらに、糖尿病には神経障害という合併症があり、痛みを感じないと感染症にかかっても気づくのに時間がかかります。
そのような場合は、傷を悪化させてしまう可能性もあるので、病院の先生に事前に相談してくださいね。
高齢者は、自然に傷をなおす時間がかかるので、キズパワーパッドを使用しても傷のなおりは、若い世代の人より遅くなります。
皮膚の状態も弱くなっているため、はがすときは十分注意をしてはがしましょう。
痛みなどの神経感覚がにぶくなることもあるので、気付くのに遅くなって感染症にならないよう、十分注意してつかってください。
アレルギーやアトピーなど敏感肌のひとは、キズパワーパッドに使われている粘着剤に注意してくださいね。
低アレルギー性の粘着剤を使用していますが、今まで絆創膏をつかって皮膚にかゆみを感じたりアレルギーになったことがある場合は、使用をさけたほうがよいです。
まとめ
・やめどきは、しばらくたっても傷口部分のふくらみが小さくなってあまり目立たなくなったとき。
・キズパワーパッドというのは、モイストヒーリングといって、傷をなおすために必要な体液で湿った状態をたもち、かゆみを減らして、早くきれいになおすもの。
・軽度の火傷にはつかってもOKだけど、水ぶくれの場合はよ~く経過観察してみて病院にいくこともかんがえておきましょう。
・キズパワーパッドが使える傷は、軽い傷、軽い火傷、あかぎれ、さかむけ、靴擦れなど。
・使用を注意したほうがよい場面は、幼児、糖尿病や血行障害で治療中のひと、高齢者、敏感肌のひとがつかうとき。
傷を保護するだけじゃなく、傷をきれいに早く治してくれる「キズパワーパッド」の使い方をよりよく知って、暮らしにとりいれていきたいものです。
口の中って体のほかの部分よりもやけに傷が早く治りますよね。
モイストヒーリングという湿った状態をたもつ、キズパワーパッドと似た仕組みなのかなと思いました。
さらに、最近の研究によると口の中の細胞というのは、「傷ができたら速攻なおしなさい!」というミッションを細胞自体がもっているそうです。
たぶんですが、口というのは息をしたり、食べ物をたべたり、外部のものを簡単にとりこめます。
そんな部分で傷ができて体外のばい菌がはいって感染症にでもなったら、体にしてみれば大問題です。
だから口のなかにある細胞というのは、「傷をはやくなおす」ようになったのかなと思いました。
キズパワーパッドの話にもどりますが、こころの傷もなおしてくるのかしら?
見えないこころの傷をなおす方法については、いつか詳しくご紹介したいとおもいます。(冗談ですよ(^^♪)
ここまで読んでくださって、どうもありがとうございました。