簡易書留の料金は一律で『320円』となっているため、簡単に計算することが出来ます。
郵便物の金額が分かっていたら簡易書留の料金=320円を足すだけです。
また、書留の料金は切手を貼ることで支払うこともでき、窓口で直接支払うこともできます。
今回はそんな簡易書留の料金や一般書留の違いなどを詳しく説明していきますので、ぜひご参考にしてください。
簡易書留の料金と計算方法

簡易書留の料金は郵送料に『320円』を足すだけなので、計算方法としては至って簡単です。
例えば普通郵便は86円なので、それに簡易書留台の320円を足した404円で簡易書留として送ることが出来ます。
ちなみに簡易書留代の支払い方法として切手で払う場合と窓口で簡易書留代を直接支払う方法があります。
また、一般書留の場合だと、郵便物(手紙・はがき)であれば+435円ですが、ゆうメールの場合380円と料金が変動する為注意が必要です。
ですが簡易書留の場合、郵便物・ゆうメールどちらであっても320円を足すだけなので、送りたいものの郵送料が分かっていれば複雑な計算は必要ありません。
404円を切手で払うにはどうする

404円を切手で払う場合は、86円切手1枚と実は320円の切手が販売しているため、その2つを張り合わすことで全て切手で支払うことが出来ます。
320円切手も郵便局やコンビニ、デパートでなどの郵便切手類販売所で購入することが可能です。
※ちなみに320円切手は現在販売されている切手としては、2番目に高い切手だそうです。
ただし、切手で簡易書留代を支払うとしても必ず簡易書留は郵便局の窓口へ持っていく必要があります。
一番の注意点として、簡易書留代を含めた切手代を貼り、自分で赤文字で『簡易書留』と記入して送ったとしても『簡易書留』で送られることはありません。
万が一ポスト投函してしまった場合、普通郵便扱いになるため送り主に届くことは出来ますが、簡易書留としては送られないです。
簡易書留として送る場合は必ず窓口へ持って行き、指定の書類を記載することで『追跡番号』が発行されることで初めて簡易書留として送ることが出来ます。
簡易書留を料金受取人払いにする方法

郵便局窓口で受け付けをすることで、料金受取人払いに簡易書留のオプションをつけて送ることが可能です。
そもそも料金受取人払いとは、企業や個人がアンケートなどを大量に送る際に、差出人へ料金の請求がいかない為、返信率アップのメリット等がある日本郵便独自のサービスとなっています。
料金受取人払いを利用する場合は、事前に郵便局の申請が必要であり、その際にあらかじめ用意した郵便・ハガキの印刷見本の準備が必要です。
さらに100枚以上の配布が必要なため、先ほどのようにアンケート配布や大量に返信が欲しい時など用途が決まってくるため、個人利用ではあまり使われないと思います。
定形外やA4は?簡易書留の料金表

定形外(規格内)も簡易書留で送ることができ、定形外代120円+簡易書留代320円の440円で送ることが出来ます。
また、A4サイズも50g以内であれば上記と同じ金額です。
ここでは簡単な料金表を載せておきます。
《第一種郵便物》
定形郵便物 25gまで 84円
50gまで 94円
定形外郵便物 (長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3センチ以内及び1kg以内)
【規格内】 50gまで 120円
50g超100gまで 140円
100g超150gまで 210円
150g超250gまで 250円
250g超500gまで 390円
500g超1kgまで 580円
1キロ以上 取り扱いなし
定形外郵便物【規格外】
50gまで 200円
50g超100gまで 220円
100g超150gまで 300円
150g超250gまで 350円
250g超500gまで 510円
500g超1kgまで 710円
1kg超2kgまで 1040円
1kg超2kgまで 1350円
≪第二種郵便物≫
通常はがき 63円
往復はがき 126円
これ以外にも第三種郵便物や第四種郵便物・ゆうメールも簡易書留をつけて送ることが出来ますが、今回は個人利用でよく使われるものだけピックアップしておきます。
上記の表に320円を足してもらえたら、簡易書留としての送る際の合計金額が分かります。
そもそも「簡易書留」とは?書留との違い

簡易書留とは、その名の通り書留の簡易版ということです。
具体的な違いとしては、1利用料、2保障の金額、3どこまで記録が残る(される)4併用可能のオプションの有無 になります。
また、書留には一般書留と現金書留とさらに種類が分かるため、どちらかによっても上記4点が変わってきます。
※現金を送る際は必ず現金書留を使用しなければなりません。
今回は一般書留と簡易書留と違いをピックアップしてみましたので参考にしてみてください。
【一般書留】
現金以外で高額な品物や小切手等を送る際に使われます。
≪利用料金≫
+435円(郵便物・はがきの場合)
≪保障額≫
10万円まで(ただし、5万ごとに+21円することで最大500万まで増額可能)
≪記録される場所≫
・書留を出した郵便局
・出した時間
・書留が到着した郵便局
・書留が配達された時間
・経由した郵便局
≪併用可能なオプション≫
・配達日・配達時間の指定
・配達証明
・引受時刻証明 など
【簡易書留】
契約書類やチケット・5万以内の小切手や商品券などを送る際に使われます。
≪利用料金≫
+320円(郵便物・はがき・ゆうメール)
≪保障額≫
5万円(増額不可)
≪記録される場所≫
・書留を出した郵便局
・出した時間
・書留が配達された時間
≪併用可能なオプション≫
・配達日指定(時間の指定は不可)
いかがでしたでしょうか。
比べてみると一般書留の方が高い分保証額や、併用できるオプションの数や記録が残る場所がかなり多いです。
簡易書留は320円の利用料をつけることで、土日祝日でも発送してくれて、ある程度大事なものなどの記録を残すことができて送ることが出来るサービスです。
今後利用することがある際などにご参考にしてくださいね。