メレンゲが泡立たない・ゆるいのは卵が温まってしまっている可能性があります。
お菓子作りやお料理でメレンゲを作る時にいくら混ぜても泡立たなかったりゆるいまま・・・、なんて経験ありませんか?
メレンゲはフワフワにならなきゃ意味ありませんよね。
あのフワフワがお料理やお菓子のしゅわしゅわした軽い食感に繋がるんだからちゃんと泡立たないと意味ないんです。
卵が温まってしまっただけなら冷やしてから泡だて直せばきちんと泡立てられますが、他の原因だとしたらいくら冷やしたところで無駄かも知れません。
今回はメレンゲが泡立たない原因についてまとめてみました。
お料理やお菓子作りのご参考にしてみてくださいね!
メレンゲが泡立たないのはなぜ?ゆるい原因
メレンゲが泡立たない・ゆるい原因として卵が温まっていることが原因と言いましたが、他にも考えられる原因がいくつかあるんです。
ここでは卵の温度の他に考えられる原因3つを詳しくみていきましょう。
①調理器具に水分や油分がついている
ボウルやホイッパーなどの調理器具に水分や油分が付いているとタンパク質が壊れてしまったりして上手く泡立てることができなくなってしまいます。
調理器具はよく洗って乾かした清潔なものを使うようにしましょう。
②砂糖を一度に多く加えてしまった
お砂糖の量や入れるタイミングも重要です。
お砂糖は卵白の水分を吸収し泡立ちを助けてくれる反面、卵白のタンパク質が固まるのを抑えてしまうという性質を持っているのです。
お砂糖を入れる場合は何も入れずにある程度泡立ててから少量ずつ、複数回にわけて入れるようにしましょう。
③卵白が古い
古い卵を使うと卵白がサラサラと水っぽくなってしまっていて上手く泡立てることが難しくなってしまいます。
品質の良くない卵でも同様です。
卵は新鮮なものを使うようにしてくださいね。
黄身(卵黄)が混じるとダメなのか
上で説明した以外にもメレンゲが綺麗に泡立たない原因があります。
それは卵黄です。
卵黄って実は油分が含まれているんですよ。
調理器具に油分がついていたらメレンゲが泡立たないのと一緒で、卵黄がまざっていると泡立ちが悪くなってしまいます。
メレンゲを作る時は卵白と卵黄を綺麗に取り分けるようにしてくださいね。
殻を使ってわけるのが苦手という方には簡単に卵黄をわける便利グッズも100均などで売っているのでチェックしてみてはいかがでしょうか?
泡立たないのは手動だから?
手動で泡立てるのは電動よりどうやっても時間がかかってしまいます。
時間がかかるとそのぶん卵も温まってしまいますよね。
なので手動での温めも原因の1つと言えるのではないでしょうか。
それに手動ってかなり力仕事で腕が痛くなってしまうこともしばしば・・・
その点電動ミキサーを使えば時短いなるし腕も疲れません!
1台持っていればお料理やお菓子作りの幅も広がるし、まだ持ってないよ!という方は購入を検討してみるのもアリだと思いますよ。
ただし電動ミキサーを使う時は角度などにご注意を。
下手すると卵白が飛び散ってキッチンがベタベターなんてことにもなりかねませんからね。
失敗したメレンゲはそのまま再利用できる?
もしどうしてもメレンゲが泡立たなかったとしても捨てちゃわないでください。
失敗したメレンゲだって再利用できるんです。
お砂糖を入れた甘い失敗メレンゲはお菓子作りの材料として使いましょう。
パンケーキやシフォンケーキ、プリンやクッキーなど様々なお菓子に活用することができますよ。
お砂糖を入れていても入れていなくても再利用可能なのは卵焼きです。
失敗したメレンゲを全卵または卵黄とあわせていつも通り焼くだけ。
普段の卵焼きよりフワフワに仕上がります。
対処法・復活できる?冷やすのは?
メレンゲが泡立たなかった時の対処法は今までそれぞれの原因にあわせてご説明してきましたが、一度泡立ったメレンゲも時間がたつとだれてゆるくなってしまいます。
そんな時のメレンゲの復活方法はずばり「冷やす」です。
ゆるくなってしまったメレンゲや泡立たないメレンゲは一度冷蔵庫に入れて30分以上よく冷やしましょう。
温度が原因ならそれできちんと泡立たせることができるはずです。
また最初から、メレンゲが泡立たない!なんて事態を避けるためにも卵は冷蔵庫から出してすぐのよく冷えているものを使うようにしてくださいね。
泡立ちが悪いと感じたら無理してそのまま続けずに一先ず冷蔵庫に入れてゆっくり冷やしてあげてください。