電話番号を調べるのに便利な電話帳。
電話帳にはタウンページとハローページの2種類があるのはご存知でしょうか?
今回はこちらの2つの違いをくわしく解説していきます。
タウンページとハローページの違いは?

NTTから発行されている、タウンページとハローページ。
共通してること
- 個人や企業が記載を希望しない場合は載っていない
- 企業はハローページとタウンページ両方に記載されている場合もある
個人の電話番号はハローページにしか記載されていません。
電話番号を調べるという目的は同じですが、調べ方が大きく違います。
タウンページとは
タウンページは、黄色い表紙が目印で、職業別電話帳と言われています。
お店や会社を探したい時に、思いついたサービス名や職業名から電話番号や、広告情報を探すことができます。
名前がわからなくても、ジャンルで電話番号を調べることができるのはタウンページです。
ハローページとは
ハローページは地域ごとに名前と住所が50音順に記載されています。
調べたい先の名前や住所がわかっていて、電話番号を知りたい時はハローページを使うのが便利です。
地域によっては、1冊の前半に個人番号と後半に企業番号を載せている場合と、2冊で分けて発行されている場合があります。
表紙の色
- 青:企業の電話帳
- 緑:個人の電話帳
個人の電話帳ハローページが廃止に、いつ?

NTT東日本とNTT西日本は、2020年の6月にハローページの発行を終了すると発表しました。
2021年10月から発行される最終版が最後のハローページです。
各地域の最終版の配布は、発行スケジュールに基づいて行われます。
ハローページは、130年続いた歴史に幕を閉じます。
廃止の理由
携帯電話の普及や、個人情報の扱いの意識が高まったことで、発行数が徐々に減少していったのが原因です。
ピークだった2005年の発行部数は6500万部もありましたが、2020年は120万部まで減ってしまいました。
ちなみに職業別に載せているタウンページの発行は続け、インターネット版の公開も継続していきます。
ハローページが閲覧できる場所は?
ハローページを見たい時は、図書館で観覧することができます。
しかし、どこの図書館でも置いてあるわけではありません。
NTTのホームページ内「全国電話帳観覧場所一覧」で検索することができます。
お近くの図書館が該当しているか、調べてみてくださいね。
個人の電話番号を調べる方法ってあるの?

ハローページ以外にも、個人の電話番号を調べる方法がありますので紹介します。
104の電話番号案内に問い合わせる
名前と住所がわかっていれば、個人の番号は104で教えてもらうことができます。
注意点としては、お問い合わせの際に必ず世帯主名で聞くことです。
たとえば、世帯主のお子さんや配偶者の名前で問い合わせしたとしても、世帯主の名前で電話帳の登録をしていると、該当者がいないので教えてもらえないのです。
住所は番地などが詳しく分からなくても、伝えた範囲に同姓同名の人がいれば電話番号を教えてもらうことができます。
ネットの電話帳で検索する
こちらのサイトでは2000年、2007年、2012年の電話帳が見れます。
記載情報は、ハローページがもとになっています。
情報が少し古いのですが、月額500円の有料版では2018年までの電話帳を見ることができます。
(スマホ向けアプリは月額480円)
まとめ
いかかでしたか?
タウンページとハローページの違い
タウンページ;職業名やサービス名から電話番号や広告情報を探すことができる
ハローページ:個人の地域ごとに名前と住所が50音順で記載されている
しかしハローページは、2021年10月から配られる最終発行をもって、130年の歴史に幕を閉じます。
ハローページの発行が終わった後、個人の電話番号を調べたい時は、104の番号案内で問い合わせたり、ネットの電話帳を利用しましょう。