iPhoneの場合、LINEを2つインストールしたり、アカウントを2つにしたりすることは本来できません。
ただ裏ワザにはなってしまいますが、いくつか方法があるので紹介します。
逆に「デュアルSIMにしたらLINEアカウントはどうなるの?」という心配もありますよね。そのあたりも解説していきます。
また、Androidでできる正攻法でカンタンな方法も紹介するので、機種変更を考えている場合はあわせてご覧ください。
iPhoneでLINEを2つインストール出来るの?

結論から言うと、AppleStoreから同じアプリを2つダウンロードし、インストールすることはできません。
しかし、「AppValley」というアプリを使えば、LINEを2つインストールすることは可能です。(非推奨)
AppValleyとは . . .?
AppValleyとは、AppleStoreで配信されている有料アプリを無料でダウンロードすることができる違法アプリです。
本来のiPhoneにはない機能も脱獄(後述)しないで使えるようになるため、裏ワザとして広まっています。
ダウンロードするためにはAppleStoreからではなく、ブラウザからアプリのWebサイトにアクセスする必要があります。
以下がカンタンな手順です ↓
1.ブラウザで「AppValley」を検索。
2.「AppValley」のサイトからダウンロード・インストール
3.「AppValley」アプリ内で、「LINE2」と検索。
4.「LINE2」のダウンロード・インストール
※AppleStoreの検査を通していない野良アプリなので、なかには悪意を持ったアプリが潜んでいる場合もあり、ウイルス等の危険にさらされる可能性があります。
取り扱いは自己責任で行ってください。
正攻法なら「LINE WORKS」
LINEとは別に「LINE WORKS」というアプリを入れればもう1つ、別のアカウントを持つことができます。
起業や会社内でのコミュニケーション用として作られたものです。
なので、登録には「会社名またはグループ名」をつける必要があります。
電話番号かLINEアカウントで登録できるのでアカウント作成自体は簡単。無料プランで100人までが登録できます。
普通のLINEと同じように使うというよりは、グループラインに近い使い方ですね。
その2 LINEビジネスアカウントを作成する
「LINE for Business」LINE公式アカウント、というものですね。
ビジネス用に使われているものですが、無料版でも月に1000通までメッセージを送信することができます。
アカウントを使い分けて、限られた人だけとつながっていれば1000通でも足ります・・よね。
LINEを2つインストール・eSIMが使えるデュアルSIMのiPhoneなら可能?

デュアルSIMならLINEを2つ使える?
デュアルSIMだとしてもLINEのアカウントを2つ作ることはできません。
LINEのアカウント認証には電話番号(回線)が必要なので、電話番号が2つあるデュアルSIMならできそうに思えます。
しかしLINEにはアカウントを切り替える機能がないため、アプリを複製しないかぎりアカウントを2つ作ることはできないんです。
(Facebookのアカウントで認証する方法もありましたが、2020年4月にサービス終了になりました。)
そもそも「eSIM」、「デュアルSIM」とは?
スマホやタブレットが、通話やデータ通信をするためには「SIMカード」と呼ばれる小型のチップが必要です。
SIMカードには、大きくわけて2種類のタイプがあります。
・本体に挿入して使う、「物理SIM」。
・本体にあらかじめ内蔵されている「eSIM」。
そして、この2種類のSIMがどちらも入った状態を「デュアルSIM」といいます。
デュアルSIMなら、ひとつの端末に2つの電話番号(回線)を持たせることができます。
デュアルSIMにするとLINEアカウントはどうなる?
iphoneをデュアルSIMにして、電話番号が2つになった。
だとしても、LINEはもとから入っていた1つのアカウントしか使うことはできません。
理由は先ほども書いたように「アプリが1つしか入れられないから」です。
LINEには「ログアウト」というものがなく、一度電話番号で紐付けするとずっとそのままになります。
なのでデュアルSIMにしてもLINEアカウントが2つになるわけではありません。
2つの端末から同じアカウントを使うことは出来る?

スマホ版のLINEの場合、ひとつのアカウントを複数の端末で共有することはできません。
また、新しいスマホでアカウントにログインしたとき、古いほうのスマホからはLINEアカウントが消えてしまうので注意です。
…ですが、方法がないわけではありません。
「LINE Lite」というアプリなら、条件は限られますが可能です。
「LINE Lite」の特徴
- 2つの端末で同じアカウントを共有できる。
- 本家LINEよりも機能が少なく、軽量で動作がスムーズ。
- 使えるのはAndroidだけ。
- US版のGoogle Playでしか配信されていない。
[ 2つの端末で同じアカウントを共有できる ]
これはLINE Liteのの特徴のひとつですが、残念ながらiOSではこのアプリを使えません。
なので、iPhoneで本家LINEを使っている場合、アカウントを共有するにはAndroidでLINE Liteを使うほかありません。
[本家LINEよりも機能が少なく、軽量で動作がスムーズ]
本家LINEにくらべ、機能が制限されているぶんデータ容量や動作が軽いようです。
制限されている機能の具体例
- 画像を複数枚一斉に送れない
- QRコードを読み取れない
- LINE Payが使えない
- トークのバックアップがとれない
[US版のGoogle Playでしか配信されていない]
日本版のGoogle Playでは配信されていませんが、下記の野良アプリからダウンロードすることは可能です。
LINE Lite 2.17.1 用 Android – ダウンロード (uptodown.com)
※野良アプリの安全性は保障できません。ダウンロードは自己責任で行いましょう。
よく聞く「脱獄」ってなに?
脱獄とは、iPhone・iPad・iPodの基本プログラムであるiOSを書き換えることで、いろいろな制限をなくし、本来は使えない機能を使えるようにすることです。
脱獄をすれば、LINEを含めた「アプリの複製」も可能になります。
しかし、それ以上にデメリットもあるので注意!
- Appleや携帯電話キャリアの保証対象外になる。
- セキュリティが低下し、ウイルス等の被害を受ける可能性がある。
- 本体の動作が不安定になったり、データが消える等、どんな不具合が出るかわからない。
このように、せっかく手間をかけて脱獄しても、リスクのほうが大きいためオススメできません。
アカウントを複数持つ方法は?Androidならできる?
iPhoneでは、アカウントを2つ作ることはできないとわかりました。
ですが、Androidなら可能な機種もあるんです。
ユーザーを切り替えられる” マルチユーザー ”機能
Android 5.0から使える「マルチユーザー」という機能があります。
パソコンのようにユーザーを切り替えて、新しくLINEアプリをインストールすれば、簡単にアカウントを複製することができます。
設定には、新しいGoogleアカウントが必要になります。
※キャリアが販売しているスマホによっては、マルチユーザー機能を制限している場合もあるので、機種変更する前に必ず確認してください。
アプリの複製ができる ”ツインアプリ ”機能
ツインアプリ機能は、海外製のスマホで搭載されていることが多い機能です。
ツインアプリが使えるメーカーは以下の通り。
・Huawei
・ASUS
・Galaxy
・OPPO
・Xiaomi
ただ、ツインアプリ機能を使ってアプリを複製する場合は、アカウント認証のために電話番号も2つ必要になるので、デュアルSIMにすることが必須になります。
まとめ
Androidには、iPhoneにはない自由度の高さがあることがわかりました。
私のようにずっとiPhoneを愛用している人の場合は「今さらAndroidを使うのはちょっと…」と思ってしまいがちですが、自分のライフスタイルに合わせて思い切って機種変更してみるのもアリかもしれませんね。