野菜ジュースは、まとめて買って残っていたり、買ったけど飲み忘れていて賞味期限切れになっていた、なんてことがありますよね。
野菜ジュースには賞味期限の記載があるので、賞味期限切れ1か月ぐらいであれば、飲んでも問題ありません。
ただし、缶、ペットボトル、紙パックといった入れ物によって賞味期限切れでも飲めるリミットが異なるので注意が必要です。
そこで今回は、野菜ジュースの賞味期限切れ1か月、2か月でも飲めるのか、缶、ペットボトル、紙パックの賞味期限の違いなどについて、くわしくご紹介します。
野菜ジュースの賞味期限切れ1ヶ月や2ヶ月って飲めるの?

野菜ジュースが賞味期限切れで1か月や2か月経過してしまった場合、未開封の状態で涼しい場所にて保存していれば、問題なく飲むことができます。
直射日光に長時間当たってしまったり、高気温の場所で保存してしまうと、未開封であっても中身が傷んでしまうことがあるので注意しましょう。
特に、透明で光を通しやすいペットボトル入りの野菜ジュースは気を付けてくださいね。
未開封であっても、冷蔵庫に保存しておくか、涼しい場所にダンボールなどに入れて保管しておくと安心ですよ。
「賞味期限」と「消費期限」の違い

まちがえやすい「賞味期限」と「消費期限」の違いについて、確認しておきましょう。
簡単に説明すると、「賞味期限」はおいしく食べられる期限、「消費期限」は安全に食べられる期限のことを指します。
それぞれくわしくご説明します。
「賞味期限」とは
「賞味期限」は、品質が変わらずにおいしく食べられる期限のことです。
ただし、容器などを未開封、正しい保存方法の通り保存していた場合の期限となります。
野菜ジュースはこちらにあたり、缶やペットボトル飲料、紙パックのほか、カップ麺やスナック菓子など比較的傷みにくい食品が該当します。
「賞味期限」の場合は、過ぎてしまったとしてもすぐ食べられなくなるわけではありません。
味や見た目、においなどを確認して、問題なさそうであれば食べても大丈夫です。
もし開封してしまったときは、雑菌が繁殖してしまうため、賞味期限にかかわらず早めに食べるようにしましょう。
「消費期限」とは
「消費期限」は、傷みやすい食品に表示され、安全に食べられる期限を表します。
主にケーキなどの生ものや、お弁当、サンドイッチ、生麺などがそれにあたります。
期限は比較的短く、当日や5日以内で設定されることが多いようです。
「賞味期限」とは違い、食品が腐ったり、傷んだりして害を及ぼす場合があるため、「消費期限」が過ぎた食品は食べないようにしましょう。
缶・ペットボトル・紙パック賞味期限の違い

野菜ジュースは「賞味期限」内に飲み切るのがベストですが、もし過ぎてしまったとしても多少は品質に問題がないことがわかりましたね。
野菜ジュースの中でも、入れ物の特性上、缶入り、ペットボトル入り、紙パック入りの順に賞味期限が長くなっています。
賞味期限の場合、実際は賞味期限の1.2倍程度の期間であれば、過ぎてしまったとしても食べても大丈夫だとされています。
それぞれの入れ物の賞味期限の目安とどれぐらいなら過ぎていても大丈夫なのか確認してみます。
缶入りの場合
缶入りは光を通さず、密封されているため、最も賞味期限が長くなっており、未開封で製造日から約3年以内であれば安全に飲むことができます。
賞味期限の1.2倍までは大丈夫だと考えると、賞味期限切れの場合は約半年以内であれば飲んでも問題なさそうです。
缶入りの野菜ジュースは、ペットボトル入りや紙パック入りと比べても、一番フレッシュさが感じられますよね!
賞味期限が長く、賞味期限切れでも約半年は大丈夫なので、まとめ買いをしてストックするのに最適です!
ペットボトル入りの場合
ペットボトル入りの賞味期限は、未開封で製造日から約半年から1年以内となっています。
賞味期限切れだと、約2か月は大丈夫そうですね。
ペットボトルは、缶ジュースと比べると容量が多く、お得感がありますよね。
キャップがあるため飲み残してしまっても蓋をしておくことができて便利です。
大サイズのペットボトルは、家族や友達と一緒に飲むときにも活躍します。
紙パック入りの場合
紙パック入りは、最も短い賞味期限で、製造日から約4か月となっています。
賞味期限切れだと約1か月が安全な期限となるので、比較的短く感じますね。
紙パックも缶入りと同じく光を通さないため、フレッシュな味わいを楽しむことができます。
持ち運びのしやすさやごみとして処理するときにコンパクトになるのも嬉しいですよね。
開封後の賞味期限は?

野菜ジュースの開封後はどの入れ物であっても冷蔵庫で保存し、なるべく早く飲み切るようにしましょう。
空気に触れると劣化していくので、開封後もしっかりと密封できているかチェックしてくださいね。
開封後は、いずれにしても早く飲み切る必要がありますが、小さいサイズ、大きいサイズで賞味期限が異なります。
小さいサイズの場合
飲み切りサイズの缶、ペットボトル、紙パック入りの野菜ジュースは、開封した日のうちに飲み切りましょう。
口をつけたり、ストローを使って飲むため、雑菌が繁殖してしまいます。
また、空気に触れている間劣化が進んでしまうので、なるべく早く飲むことを心がけましょう。
大きいサイズの場合
2リットルのペットボトルや紙パックなど大きいサイズは、直接口をつけずにコップに注いで3~4日以内に飲み切りましょう。
口をつけて飲んでしまった場合は、小さいサイズの場合と同様に当日中に飲み切らないといけなくなるので注意です。
飲まない時は密封し、冷蔵庫で保存することで、極力品質を落とさないようにできます。
賞味期限切れ野菜ジュースの捨て方

賞味期限切れの野菜ジュースをどうやって捨てればいいのか、悩みどころですよね。
一番簡単なのは、キッチンの排水溝に流すことです。
排水を汚してしまうのが心配であれば、油類の処理と同じように、新聞紙やティッシュ、ボロ布に野菜ジュースを吸わせましょう。
あとは燃えるゴミと一緒に捨てるだけです。
庭の花壇にかけるという方やトイレに流すという方もいますので、その方法でもいいかもしれませんね。