杏仁豆腐の上によくのっている、赤い実。
クコ(枸杞)の実という名前ですが、実は食べられるのです!
しかも、甘くて食べやすく、実は栄養価も高いスーパーフードだったのです。
以下の文章では、どんな効果があるのか、どこで買えるのか、クコの実レシピなどをお伝えしていきますね。
杏仁豆腐の上のやつ「クコの実」は食べられる
杏仁豆腐の上のやつ、なんだかわからないから外しておこう、と食べたことのない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それはもったいない!実は上のやつ(クコの実)は食べられるのです。
よく売っているものは乾燥しているため、そのまま食べるのは難しい(固い)ですが、杏仁豆腐の上にのっているクコの実はそのまま食べることができます。
また、生の状態で売っているクコの実は、水で戻さずにそのまま食べることができます。
しかも味は甘く、絶妙なやわらかさで、好きな方はクセになる食べ物ではないでしょうか。
イメージは、レーズンのような食感で、レーズンより優しい甘さです。
なぜ乗ってる?理由はあるのか
中国のものだと思っていた方も多いかもしれませんが、クコは中国~日本の東アジアが原産地です。
中国では、漢方や生薬としてクコを使用しています。
クコの食事に関する効果は3つあります。
①コレステロール値・中性脂肪値を降下させる
②血糖値を降下させる
③血圧を降下させる
それぞれの効果について説明しますね。
①コレステロール値・中性脂肪値を降下させる
中国の料理は、日本人から見ると脂っこいイメージがありますよね。
脂っこいものを食べるとコレステロール・中性脂肪が気になりますが、脂質代謝に作用しこれらの値を下げてくれるのがクコなのです。
②血糖値を下げる、③血圧を下げる
食事のあとに気になるのは、血糖値の上昇と血圧の上昇です。
血糖値・血圧ともに、急激な上昇はからだに大きな負担がかかります。
それをゆるやかな上昇にしてくれる効果があるといわれています。
血圧降下に関しては、クコの実だけでなく葉にも同じような効果があるとされているため、クコの葉を使用したお茶などを飲むのもよいでしょう。
以上の作用を得るために、食後の杏仁豆腐の上にクコの実が使用されていると考えられています。
クコの実の栄養成分と効能を紹介
クコの実は、ゴジベリーとも呼ばれています。
あまり知られていませんが、栄養価が高く、スーパーフードといわれています。
どんな栄養が含まれているかというと、ナトリウム・カリウム・リンなどの無機質やビタミンA・ビタミンE・葉酸などのビタミン類が豊富に含まれています。
これらの栄養素から得られる効果として、女性の方が特にうれしい「抗酸化作用」と「美白作用」があります。
さらに、肝細胞が新しく生まれ変わるのを助ける働きがあるので、「スタミナ強化」の効果も期待できます。
さらにさらに、「視力回復」、「目の疲れがとれる」などの効果もあるといわれています。
女性も男性もうれしい効果がたくさんありますね!
クコの実を食べる際の注意点
高栄養の食べ物はたくさん食べたくなりますが、注意してもらいたいことがあります!
・胃腸の弱い方は、お腹が冷えて下痢を起こしやすくなる
・たくさん食べすぎると、吐き気・嘔吐をおこすことがある
・食物アレルギーのある方は、症状が出る場合がある
・妊婦さんが摂取するには適切でない、という報告がある
・カロリーが高いので、食べすぎ注意!(100gあたり387kcal)
日常的に食べようと思っている方は、まず少量から食べてみてアレルギーや腹部症状が出ないかを確認してみてください。
また、お薬や体調などが心配な方は、かかりつけのお医者さんに確認してから食べるとよいでしょう。
クコの実はどこで買える?
クコの実を自分で調理することはあまりなかったかもしれませんが、これだけ良い効果があると普段から食べたくなりますよね。
どこで買えるかというと、通販では「楽天市場」、「Yahoo!ショッピング」、「Amazon」などに登録している業者から購入することができます。
ナッツ専門店やドライフルーツ専門店、自然食材などを取り扱っているお店が販売していることが多いようです。
価格はお店によっても違いますが、400~600gで1500円前後です。
無添加やオーガニックとなると、少し価格があがります。
店舗では、漢方取り扱い店やスーパーマーケットでの購入ができます。
なんと、業務スーパーでも買うことができるそうです。
意外と身近にある食べ物だったんですね。
食べ方は?クコの実を使ったレシピ
杏仁豆腐の上にあるイメージしかないクコの実ですが、いろいろな食べ方をすることができます。
①デザートとして食べる
・クコの実をシロップ漬けにする
・クコの実をゼリーやクッキーにまぜる
・ヨーグルトやプリン、杏仁豆腐のトッピングにする
・蒸しパンにまぜたり、トッピングに使ったりする
②食事として食べる
・サラダに混ぜたり、トッピングとして使う
・オムレツに混ぜる
・スープに入れる
・おかゆにまぜる
③飲み物として取り入れる
・クコの実をスムージーなどにする
・煮出してお茶のようにして飲む
・カフェオレなどのトッピングにする
いろいろと載せてみましたが、杏仁豆腐の上だけのっていたと思っていたクコの実は、実はなんでも使える万能な食べ物だったのです!
みなさんが良く使っているレシピサイトで「クコの実 おかず」などを検索してみると、食べてみたいクコの実料理を見つけることができるかもしれません。
まとめ
杏仁豆腐の上だけかと思っていたクコの実は、実は食べられるというだけでなく、高栄養のスーパーフードでした!
しかも、いろいろなところで購入ができ、デザート・おかず・飲み物と様々な料理に使用することができます。
美容と健康のためにも、日ごろから取り入れてみましょう!