ヨーグルトメーカーを使って手作りヨーグルト作りに挑戦しても、うまく固まらなかったり分離して失敗しまうことがありますよね。
その場合は、2~3時間の再加熱によって、もう一度復活して作り直せることが多いです。
しかし、逆に冷蔵庫で冷やすことで固まる場合もあります。
この記事では他にも、ヨーグルトメーカーで失敗をしたときの原因や、もう一度復活させる方法、そのまま再利用する方法などを詳しく紹介していきます。
分離したり、固まらない原因は?雑菌の量や牛乳の種類をチェック!

ヨーグルトメーカーを使用する時に、消毒不足で雑菌が入ってしまったり、低温殺菌牛乳や加工乳など成分無調整牛乳以外の牛乳を使うと、ヨーグルトが分離したり固まらなくなってしまいます。
ヨーグルトメーカーで失敗してしまう原因は、主に以下の5つです。
・雑菌が入った
・牛乳の種類がヨーグルト作りに適していない
・牛乳が古い
・ヨーグルトのタネ菌が古い
・ヨーグルト菌の量が少ない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
雑菌が入った
ヨーグルトに雑菌やほこりが入ってしまうと、固まらない原因になります。
容器や手はしっかりと洗い消毒します。道具は熱湯消毒しましょう。
牛乳の種類がヨーグルト作りに適していない
乳飲料、低温殺菌牛乳、加工乳などを使うことは出来ません。
必ず成分無調整牛乳を使用しましょう。
低脂肪牛乳も酸っぱくなったり失敗の原因になるので、おすすめしません。
牛乳が古い
期限切れの牛乳や、開封してから時間のたった牛乳を使うと、固まらないことがあります。
ヨーグルトのタネ菌が古い
タネ菌は古くなると弱ってしまい、失敗の原因になります。
作ったヨーグルトをタネ菌にする場合は、2~3日、2~3回以内を目安に使用します。
ヨーグルト菌の量が少ない
ヨーグルト菌の量は、種類や牛乳の量によっても異なるので、きちんと確認しましょう。
失敗してももう一度やり直せる?復活方法は再加熱?

ヨーグルト作りに失敗しても、2~3時間の再加熱やそのほかの方法で復活し固まることが多いです。
諦めずに挑戦してみてください。
失敗したヨーグルトの復活方法は主に以下の3つがあります。
・再加熱する
・冷蔵庫で冷やす
・加熱殺菌をして、はじめからやり直す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
再加熱する
レシピと同じ温度で2~3時間加熱しましょう。
温度が足りず、十分に発酵が進まなくて失敗した場合、発酵が進みヨーグルトが固まります。
冷蔵庫で冷やす
固まりがゆるい程度であれば、冷蔵庫で冷やすと固まることがあります。
加熱殺菌をして、はじめからやり直す
固まらなかったヨーグルトを沸騰直前まで加熱し、50度以下まで急速冷凍します。
そうすることで乳酸菌が死滅して、牛乳としてもう一度利用できるようになります。
液体のまま、固まらなかったヨーグルトは飲めるの?

固まらなかったヨーグルトは、においや味に問題がなければ、飲むことが出来ます。
しかし、固まらなかった液体が臭かったり、酸っぱすぎる時は、雑菌が入ってしまい繁殖している場合があります。
その場合は、飲めば食中毒の可能性が高くなります。
味がおかしい、もしくは清潔感のある匂いではないと感じたら、すぐに破棄してしまいましょう。
また、ヨーグルトが作れた場合に、明らかな分離ではなくヨーグルトの表面に液体が少し浮いていることがあります。
それはホエー(乳清)と言って、栄養が豊富で食べられるものです。
はちみつや砂糖を混ぜるなどして、美味しくいただけます。
冬でも作れる?温度を保つ方法は?

専用の温度調節機能の付いたヨーグルトメーカーを使えば、冬でも夏でも関係なくヨーグルトを作ることが出来ます。
また、簡易的なヨーグルトメーカーでも、以下の方法で温度を保てば失敗を防ぐことができます。
・湯たんぽを使う
・牛乳を先に温めておく
・エアコンを入れる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
湯たんぽを使う
湯たんぽとヨーグルトメーカーをくっつけて、タオルでくるんで放置します。
保温バッグに入れたり、ホットカーペットの上に置いたりするとより効果的です。
牛乳を先に温めておく
牛乳をヨーグルトメーカーに入れる前に、電子レンジで40度くらいに温めておきます。
エアコンを入れる
エアコンや暖房を使って、室温を温かく保ちます。
固まらなくても、使い道はある?再利用の仕方を紹介

失敗したヨーグルトも、味に問題がなければ食べることができます。
固まらなかったヨーグルトは、砂糖やはちみつと混ぜて飲むヨーグルトにするだけでなく、料理に使うこともできます。
ここでは、固まらなかったヨーグルトの再利用の仕方を紹介します。
・カレー
カレーに加えて、コクやまろやかさを出す
・ホットケーキ
牛乳の代わりに混ぜることで、もちもちの食感になる
・ドレッシング
オリーブオイルや塩コショウ、ハーブなどと混ぜて、手作りドレッシングにする
・シャーベット
砂糖を加えて混ぜ、冷凍する
・水切りヨーグルト
キッチンペーパーを敷いたざるに乗せて一晩おくと、水分が落ちてチーズのようになる
他にも、様々な料理のレシピに再利用することができます。
ぜひ試してみてください。