自宅で手軽にヨーグルトが作れるヨーグルトメーカー。
実はr1ヨーグルトまで作れちゃうんです!
でも実際作るとなると手間がかかるんじゃ、、と思っているそこのあなた!そんなことありませんよ。
少し注意することを知っていれば美味しいr1ヨーグルトが出来上がります。
そこで今回は、ヨーグルトメーカーを使ってr1ヨーグルトを作る方法について詳しく見ていきましょう。
砂糖も入れる?牛乳の種類は?材料はこれ!

ではまず、ヨーグルトメーカーでr1ヨーグルトを作る際の材料についてお話ししていきます。
材料は
・r1ヨーグルトドリンクタイプ
・牛乳
たったこれだけ、砂糖は不要です。なんともお手軽ですよね。
しかし、牛乳の種類を間違えると上手く固まらずヨーグルトにならないこともあるので注意が必要です。
材料について詳しくみていきましょう。
r 1ヨーグルト
今回は市販のr1ヨーグルトドリンクタイプを使用してお話しします。
ドリンクタイプの方が酸味が抑えられたヨーグルトができると言われているため、さっぱりしたヨーグルト好きはドリンクタイプで作ることをお勧めします。
ちなみに自家製ヨーグルト作りの際の元になるヨーグルトのことを「種菌」と呼びます。
牛乳の種類について
牛乳と一言で言っても種類は非常に多いです。
各メーカーが推奨しており、実際上手く自家製ヨーグルトを作る際に使うものは成分無調整牛乳という種類になります。
他の種類は純粋な牛乳以外のものを含んでいるため、中途半端に固まるか、上手く固まらずヨーグルトになりません。
見分け方としては、パッケージの【種類別】と書かれている所に注目してください。
そこに「牛乳」と書かれているものが成分無調整牛乳になリます。
その他の成分調整牛乳や低脂肪乳、加工乳などは別物になりますので注意して下さい!
砂糖は入れたほうがいいの?
乳酸菌は牛乳の乳糖をエネルギーに発酵します。
なので、基本的にエネルギーとなるのは乳糖であり砂糖は必要ありません。
実際どのメーカーでも、上記2つの材料以外を入れることを推奨していません。
むしろ、砂糖を入れることにより雑菌が混入しやすく、上手くヨーグルトができない可能性があるからです。
そのため、甘いヨーグルトが好みの方は、出来上がったヨーグルトに砂糖やハチミツなどを加えて食べるがお勧めです♪
作り方と設定温度、時間などの注意点について

次に作り方についてみていきましょう。手順としては
・牛乳を常温〜40℃程度に温める
・牛乳をコップ半分ほど抜き、r1ヨーグルトドリンクタイプを1本入れる
・蓋をしてしっかり混ぜる
・牛乳パックのままヨーグルトメーカーにセットし、設定温度43℃、8〜10時間程度で発酵をスタート
となります。
牛乳を常温〜40℃程度に温める
冷えた牛乳だと発酵に適した温度になるまで時間がかかるため、予め冷蔵庫から出しておくか、牛乳パックごとレンジで加熱しましょう。
温め過ぎもヨーグルトができなくなるので、人肌程度に暖かくなるくらいにしておきましょう。
牛乳をコップ半分ほど抜き、r1ヨーグルトドリンクタイプを1本入れる
ヨーグルトを入れた時に溢れてしまわないように、牛乳を100mL程度抜いておきます。
その後、ヨーグルトを入れます。
ヨーグルトを作る際の種菌は牛乳の9分の1程度必要なので、900Lの牛乳に対してr1ヨーグルトドリンクタイプ(112ml)を1本入れます。
蓋をしてしっかり混ぜる
この工程は固形タイプのヨーグルトの場合、スプーンを使いなめらかになるまで混ぜないといけません。
なかなか混ざりにくく、さらにスプーンを用いるため雑菌が付着しやすいデメリットがあります。
しかしドリンクタイプだと、蓋をして振り混ぜるだけでできますので手間も省けますし、より衛生的で一石二鳥です♪
牛乳パックのままヨーグルトメーカーにセットし、設定温度43℃、8〜10時間程度で発酵をスタート
r1ヨーグルトの発酵に適した温度は43℃だと言われています。
ヨーグルトメーカーの種類にもよりますが、1℃刻みで調整できるものは43℃に合わせ、それ以外のものは通常のヨーグルトを作成する際の設定に合わせましょう。
固形化する時間は環境によっても多少変わります。
8〜10時間は目安として、適宜調整しましょう。
手作りのr1ヨーグルトの効果は?

まずr1ヨーグルト自体の効果について見てみましょう。
免疫力の向上
r1ヨーグルトには「1073R-1株」という乳酸菌が含まれており、これが作り出すESP(多糖体)が免疫細胞を活性化させる効果があり免疫力が向上すると言われています。
風邪やインフルエンザに罹りにくくなるというのはこの事ですね。
腸内環境、肌トラブルの是正
乳酸菌が腸内環境の是正に働きます。
さらに腸内環境が整うことにより肌トラブルの改善の効果もあると言われています。
では手作りのr1ヨーグルトの効果は?
meijiの公式HPには、「r1ヨーグルトを種菌にしてヨーグルトを作ることは可能だが、市販の物とは性質が異なる可能性がある」と記載されています。
そのため、「1073R-1株」のヨーグルトを作ることはできますが、乳酸菌の含有量等が異なるため、市販の物と同等の効果は保証できないということです。
しかし、「1073R-1株」含有のヨーグルトには違いないため、ある程度の効果は期待できそうですね。
いつまでもつ?期限は?

市販のr1ヨーグルトの賞味期限は冷蔵保存で製造から14日とされています。
しかし手作りヨーグルトに関しては、冷蔵保存で賞味期限2〜3日が目安、1週間以内には食べ切るようにといわれています。
以外と短いですね。
これは乳酸菌が活動を続けている事により、少しずつヨーグルトの酸味が強くなり、味が落ちていくためです。
さらに、市販のものと比べ、どうしても雑菌の混入があるので、使用した牛乳の期限(7日程度)が消費期限の目安とされています。
次に、腐った時の見分け方や、長持ちさせるコツについてみていきましょう。
腐った時の見分け方
・見た目の変化
カビが生えていないか、黄色く変色していないかです。
見た目の変化はわかりやすいですね。
・臭いの変化
酸味の強い臭いになっていないか、異臭はしないかです。
・水分の量の変化
浮いている水分はホエイ(乳清)と呼ばれる栄養分が滲み出たものです。
少しならいいのですが、これが多くなっていると発酵がかなり進んでいる証になります。
少し気をつけたほうがいいでしょう。
手作りヨーグルトを長持ちさせるコツ
長持ちのコツとして1番大切なことは、雑菌の混入を極力減らすことです!
具体的な方法は
・冷蔵庫保存する。
・密閉できる保存容器で保存する。
・保存容器やその際使用するスプーンなどの器具は熱湯消毒してから使用する。
しかし、これらを行っても大きく期限が延びるという訳ではありません。
先程お話しした腐った時の見分け方を思い出して、保存状況には注意してくださいね。
ヨーグルトの種菌は繰り返し無限に使えるの?

できたヨーグルトを使い無限にヨーグルトを作れたら一番経済的ですよね。
しかしそうは上手くいきません、、、
自家製ヨーグルトを種菌にヨーグルトを作れる回数は、2〜3回程度と考えた方かいいでしょう。
なぜ種菌は無限に使えないのか
自家製ヨーグルトを種菌にヨーグルトを作ることを「植え継ぎする」と言ったりしますが、なぜ植え継ぎ回数に制限があるかというと、やはり雑菌が混入するからというのが理由になります。
植え継ぎ回数を重ねるにつれて、酸味が強くなり、上手く固まらず粘度が上がってきます。
2〜3回目程度が植え継ぎの限界でしょう。
植え継ぎ回数を増やすポイントは?
察しの良いあなたならもうお分かりかと思いますが、長持ちのポイントは「雑菌の混入を少なくすること!」です。
何度も出てきていますが、これが本当に大切なことなんです。
ヨーグルトを長持ちさせるコツでお話しした事と同じで、使用する器具の熱湯消毒や、すぐに密閉し冷蔵保存することになります。
まとめ

どうだったでしょうか?
今回はヨーグルトメーカーを用いたr1ヨーグルトの作り方や注意点についてお話ししてきました。
ポイントを簡潔にまとめると
・使う素材はr1ヨーグルトと牛乳!砂糖は不要!
・雑菌の混入に注意し作成!材料を混ぜて、43℃、8〜10時間設定でヨーグルトメーカーにセットするだけ。
・市販のものと同等ではないが、r1ヨーグルトには、免疫力向上や腸内環境の是正の効果が期待できる!
・賞味期限は2〜3日、1週間以内に食べ切ること。
・植え継ぎは2〜3回程度が限界。
となります。
自宅でお手軽にヨーグルトが作れるヨーグルトメーカー。
是非試してみてくださいね。